ティファと言われて思い出すキャラクタはティファ=アディールとティファ=ロックハートだろう。
 アディールって誰と言われるかもしれないが、このブログではロックハートより有名人である。ともにメジャーなタイトルシリーズからの登場人物であり、それぞれの特徴を表にしてみよう。











-ティファ=アディールティファ=ロックハート
登場作品新起動戦記ガンダムX・メインヒロインファイナルファンタジーⅦ関連・ヒロインの一人
主人公との関係依頼された誘拐対象人物幼なじみ
クラスニュータイプ・未来予知テロリスト・格闘家
外見的特徴ショートカット・痩身・ロングスカート黒髪ロング・健康的・ミニスカート
ぺったん爆乳(92センチメートル)
年齢15才20才
声優かないみか伊藤歩(FFⅦAC以降)
性格無口に見えて時に積極的明るく見えて一人で思い悩む


 このようにわりに対照的な人物であるのだが、ここで取り上げるのはFFⅦ販売後、同人誌界隈ではろくな目にあっていない可愛そうなティファ=ロックハートについてである。
 ちなみに、FFⅦギャルズの中で、わたしの一押しはユフィ=キサラギであり、仲間内でも唯一のリア充既婚男性は確かマリンがどうのこうの(以下62文字削除。

 一部海外勢ではスクエアエニクスが自社のポリコレ部門を閉鎖したとかで盛り上がっていた。
 これによってティファの外見は日本でのデザイン通り、黒髪ロングの美人で爆乳の格闘家に変化が無いと喜ばれている。
 今更説明することでも無いが、ポリコレとはポリティカル・コネクトネスの略であり、少数の立場の人たちについても無視すること無く評価しようということである。
 ここで言う少数の人々とは、いわゆるLGTBQや民族的に少数の人々や障碍者を示すらしい。これらの方々の主張は、少数意見であるからとその他大勢から無視されがちである。しかし、多様性を認めることで少数派の方々でも、差別を受けること無く生活を送れるように意識を切り換えようという、ここだけを聞いていれば特に問題も無いし、むしろ道徳的には良いのではないかというものだ。
 これは他民族で構成されるアメリカでは以前から言われていたことだが、初の黒人大統領であるバラク=オバマ氏の登場によってより注目されたようである。
 それで少数の意見も積極的に聞く姿勢というのが、いつの間にか少数派に考慮していないものは良く無いという図式になったように思える。
 どこでどうねじ曲がったのか、映画やアニメなどの映像作品に登場するお姫様は、典型的な白人美女であることが、それ以外の方々に対しての配慮が無いとか言われ出した。
 元からアメリカのゲームに登場する女性は、日本のゲームに登場する女性とはほぼ真逆なデザインというのか、わざと不細工に作られており、不自然に力強いキャラクタになっているように思える。
 あと、アメリカで多数の登場人物が出てくる場合は、いろいろな人種を取り混ぜる必要があるそうだ。これは以前に記事にも書いたが、日本向けに作られたゲームボーイアドバンスのゲームをアメリカにローカライズして輸出するとき、オリジナルでは登場人物が全て日本人であったがそれを白人、黒人、メキシコ、スペインなどいろいろな人種に変更しなければならなかった。
 これは20年ほど前の話であり、今ではより面倒くさくなっているのだろう。そのポリコレ主義がゲーム開発に圧力をかけているのだが、それに日本のメーカーも影響を受けているという。
 確かにゲーム産業の市場としては、国内より国外の方が多く、特にアメリカやEUは大きな市場である。そこで販売できるかで着ないかは、内容よりもポリコレに対応しているかにかかっているのだろう。
 ところで、アメリカの消費者のみなさんは、こんなポリコレ風味のゲームに満足しているのか。
 どうもスクエアエニクスがポリコレ部門を廃止したことに対してのコメントを見ていると、消費者側と開発側に温度差があるように思える。
 何故にゲームの登場人物をイケメンや美女にしてはいけないのか。
 見た目だけで人物を判断してはいけないというが、それはリアルの話。ゲームとはフィクションであり、そこに現実感を持ち込んで誰が得をするというのであろう。
 別にアメリカでポリコレが浸透し、それに従ってコンテンツを作るのは勝手だ。しかし、それを日本のコンテンツにまで推し進めるのは迷惑である。
 日本は江戸時代から春画で女体にタコを絡ませて触手プレイを表現していた筋金入りのHENTAIの集まりである。今時からポリコレだのLGBTだの騒いでいるが、そんなのはとっくの昔に過ぎ去ったことだ。
 確かテクモがデッドオアアライブシリーズの新作ゲームをリリースするとき、女性キャラクタの胸の動きは、これを参考にしましたとゲームデザイナーが、皿の上に二つ並べたプリンを、わざと揺らしてアピールしているような国である。
 国内でどんなにツイフェミが騒ごうとも、そう簡単にHENTAIはくじけないと信じよう。

 と、ここまで書いていてとても残念なのは、そのHENTAI具合をこの目で確認出来ないことである。
 きっと今の最新機器であれば、乳と言わずどこもかしこも素晴らしいゆれ方をするに違いない。
 見たかった、ティファが戦闘するたびに、あの爆乳が不自然に弾けるモーションを、この目で、みたかった!
 とりあえず、日本のクリエーターのみなさんは、そんな外圧に負けずに頑張っていただきたいものである。

 次回は、病状を知らせる意味について考えたい。