本日は建国記念日の振替休日である。ま、わたしにしてみると平日と祭日の違いは、会社のオンラインタイムカードを打刻するかしないかの差だけだ。
 実際の建国記念日は前日だったので、昨日はあちこちでライトサイドとレフトサイドの方々がいろいろと講演会を開いていた荷違いない。それとも5月3日に比べれば少ないのだろうか。
 以前はテレビなどでその講演会の様子が放映されていたが、最近では地上デジタルで見て居るのはCS放送だけだ。
 そう言えば「ネットでは「まだ、地上波なんて見て居るの?」という嘲りの言葉だが、最近では「まだテレビを見ていないなんて自慢しているの?」となるくらい、テレビ離れは加速しているようである。
 それこそ昭和の時代であれば「テレビに出られる」ということになれば一大事であった。半世紀前で一般人がかろうじて参加できたのは、一部のクイズ番組くらいのものだっただろう。
 あとは公開録画に参加して、番組の途中で観覧席が写るタイミングだ。笑っていいとも!の収録は一般応募だが、観客はある程度絞られていたようで、以前勤めていた会社にその案内が来たとき、原則若い女性に限るとされていた。
 クイズ番組もいわゆるプロの回答者は無くほぼ素人さんが出ていたわけだ。優勝賞品もそれなりに豪華だったこともあり、録画に参加できた家族は放映日をご近所さんや友人に知らせ回ったものである。
 そもそもコンプライアンスだのがほとんど機能しておらず、女性の裸も結構放映されていた。さすがに股間は隠されているが、確か古屋一行さんと川島なお美さん主演の失楽園がテレビドラマで放映されていたとき、川島さんのバストは毎回モロ見えだったのを覚えている。それもバストトップがきちんと見えていた。
 決起盛んな若者にしてみると、ネットも無い時代でそれらの映像を入手するのも難しい中、夜11時を過ぎると放映されていた深夜番組を、ご家族にばれないように慎重に見たものである。
 もちろん昔の番組が全て面白かったわけでは無い。当然やらせなどは普通に横行していた。水曜スペシャルの川口探検隊シリーズは、嘉門タツオさんの歌でも言われているように、少し考えれば不自然なところじは多かったが、それでも楽しめたのである。
 今はコンプライアンスやネットの指摘があるために、そこまで過激なことができないと言われそうだが、当時だって破廉恥な番組についてはかなりの抗議が来ていたのである。
 ただ、当時のメディアは今より限られており今ほど選択肢は無く視聴することに一番用意だったテレビはどんなに叩かれてもその存在が消えることはなかった。他のメディアにしてみると、特に新聞や書籍などはテレビを目の敵にしていたが、それでも無料で楽しめたテレビは常に選ばれ続けたのである。
 こどもがテレビを見過ぎると「テレビばかり見ると馬鹿になる」とはよく言われた者だ。
 昨今はネットによって多方面に情報を入手することができ、同時に特定の人物しか行えなかった情報発信がわりに容易になった。
 結局今、テレビを見て居るのは一部の高齢者だけになっているかもしれないが、それが偏向報道に欺されることになり「テレビばかり見て居ると馬鹿になる」と以前行っていた言葉がブーメランになっている。
 かと言ってネット媒体に接続できた大人は、それまでの考え方を180度変更していきなりネット右翼になることもある。
 恐らくあと20年もするとネットの次に何かが来るのではないか。そしてテレビがネットに追いやられたように、ネットも新しいメディアに追い出されるのかもしれない。
 その新しいメディアを作り出すのは誰か。パソコンが流行り始めのころ、オフィスにパソコンを持ち込めばおもちゃで遊ぶなと言われていた。
 ロボットが注目され始めた頃、AIBOなどを見ても何の役にも立たないと言われていた。
 DoCoMoが移動電話から携帯電話を始めたとき、親会社のNTTは自分たちの稼ぎでやらせてやっているとえばっていた。
 未来を読むことは難しい。特に数世紀も先ではなく、10年先に何が起きるかを見極めることができれば、その時のグローバル企業になれるのだろう。
「まだネットなんか見て居るの?」
 そんな侮蔑の言葉が出てくるのだろうか。ま、その頃はさすがにわたしも生きてはいないだろうけど。

 ただね、建国記念日についてどうこう言うつもりは無いのだけど、日本の起源が2600年近く前から続いている、世界最古の国家というのはどうかと思うのである。だって初代天皇は神武天皇でしょ。いくら記録があると言っても半分神話の世界だと思うのである。
 一応聖徳太子の時代くらいなら確実な記録もあるのだし、そのころからの1600年の歴史がある国家でも充分良いと思うのだけど、国粋主義の方々は許せないのかな。
 ここについてはいろいろと言及するとツッコミが大きそうなので語らない。
 ともかく、今年は正月からいろいろとあったが、株価も上がり気味なのだし日本がもっと発展できればと思っている。

 次回は、何かと貯まるケーブル類の廃棄方法について語りたい。