【注意事項】 以下にお食事中にはふさわしくない描写がいくつかありますので、それに注意してください。

 と言うわけで前日の続きである。
 そんなわけで透析から帰った後はほとんど固形物が食べられない状態であり、部屋に残って居たヨーグルトとドクターペッパーでカロリーと水分を補給しつつ、翌日に届く物資を待つしか無かった。
 ともかく下痢が激しいので脱水症状を防ぐため、少なくとも一日1リットルの水は飲むようにと東京医大病院で言われているものの、透析患者の過剰な飲料は危険である。当初はそう思ったのだが、なにしろ様子を見ていると、飲んだ分がそのまま出ているように思える。
 と言うのも土曜日の午後6時を過ぎるといったん下痢が止まったのである。トイレに行くと出るのはおならだけ。意外と早く収まったのかと思ったがこれが勘違いであった。
 そのまま時は過ぎ、午後11時を過ぎたあたりからまた下痢が起きる。どうやら下痢が出なかった時間帯は逆算すると東京医大病院→透析クリニックと移動して何も口にしていない時間帯のものが、小腸・大腸と移動しただけであったようだ。
 そんなわけで古いトランクスをいくつか犠牲にしつつ、経過観察は日曜日に続いたのである。

 食品が届くのが日曜日の午後2時から4時の間、大人用のおむつが届くのはかなり遅い時間になってからと思える。
 ちなみに、土曜日に東京医大病院に移送されたとき、そこで始めて大人用のおむつを購入した。金額は1枚300円程度、幼児の重ね合わせるタイプでは無く穿くタイプのものだ。どうも大人になってからおむつというと抵抗があったのだが、いざ穿いて見るとそこまで違和感が無い。
 むしろ普段穿いているトランクスより少々締め付けがある程度のものだった。むしろこの締め付けが無ければ内容物が漏れてしまうことになる。
 アマゾンで購入したのは自立歩行ができる日とのためのおむつであり、36枚で2400円程度、一枚70円程度なのでこちらの方が割安である。まあ、あちらは一種の観光地価格だと思えば良いのか。
 日曜の正午近くでは食欲もさしてなく、2時間に一度程度トイレにこもる状態である。少しずつ下痢は治まりつつあり、嘔吐感はすでに無かった。
 そうこうしているうちに食品類が届き、飲料はポカリスエットに、食料はエネルギーゼリー食品に切り替わる。
 一応レトルトの雑炊とそうめんを購入したが、まだ固形物にを口にできなかった。
 ともかく安静と水分補給とトイレを繰り返し、さらに必要な物品を調達する。
 意外とトイレットペーパーの消費が激しいので新しいロールを購入、それと消毒用の塩素系列消毒薬を購入、カロリー補給用にミニ羊羹などを発注した。
  ところが到着は水曜日となった。どうも月曜日の天気が雪交じりの雨ということで、配送が遅れるようだ。
 少しずつ体調は戻りつつあるが、ともかく油断しないようにして日曜日の夜に購入した雑炊を食べてみる。ひさびさの半固形食品はとてもおいしゅうございました。

 そんなわけで月曜日は翌日に備えて汚れたパジャマを洗濯したり、汚染されたゴミを燃えるゴミとして出さなければならなかったりでそれなりに忙しかった。
 頭の風邪と異なり意識ははっきりしているが、ともかく食べたものが少なすぎて力が出ない。階段の上り下りでここまで危機感を覚えたのは久しぶりである。
 何が悪いと言ってひとり暮らしが悪いのだが、ここは自分の選択だけに攻められない。
 月曜日は半固形物、おかゆにグラタン、それとヤマザキのダブルソフトなどを食べつつ体力の回復に努める。
 それとホームヘルパーさんの事務所に連絡して水曜日までは訪問をキャンセル、ケアマネージャーさんに状況を説明した。
 火曜日になって隔離状態で透析を受けたが、やはり透析時間が二時間というのは短いらしく、今回は4時間こなし、院長と相談して木曜日の透析までは隔離状態で行う事となる。
 この時点でほとんど下痢は治まっているので、あとは塩素系の消毒薬で室内の消毒、そして後始末である。

 しかし、どの贖罪が当たったのかが判然としない。何となく心当たりがあるとしたら、金曜日の午前中に食べたゆで卵が古かったことか。
 ともかく、気になる贖罪は全て廃棄。いや、ともかく再発だけは防ぎたい。何とも面倒な病気である。

 次回は、今期の唯一録画しているアニメについて語りたい。