昨日の16時ころから大きな地震が頻発している、石川県能登地方の方々にお見舞い申し上げます。
 該当地域の方々は、大きな津波などが起きていますので、避難知育への移動を行って頂ければと思います。決して海や河川に近づかず、まずはご自身の命を大切にしましょう。
 また、日本政府、地方自治体ともに日本国民として支援が行えればと考えています。気分は正月ではありませんが、わたしもできるかぎりのことを行いますので、国民一丸となってこの困難に立ち向かいましょう。
 避難民の方々におかれましては、不自由な生活でしょうが手間に巻き込まれること無く、正しい情報で行動して頂ければと思います。
 それ以外の方々は、避難民の方々が混乱しないように、不確かな情報を安易にSNSで発信しないように注意しましょう。

 本日は2024年における、最初の透析日である。とは言っても10年近く透析を行って居ると、曜日感覚は残るが祝日とかの感覚はすっかりと無くなるわけである。
 ここ数年はハロウインとクリスマス同様、正月一発目にそれなりの衣装ででかけているが、3年前の寅年から、その年の干支にちなんだものを身に付けている。
 寅年はトラのかぶり物、去年はうさ耳カチューシャ、そして問題なのが今年の辰年である。
 ご存じの通り十二支は、ねずみ、牛、トラ、ウサギ、龍、蛇、馬、羊、猿、鳥、犬、猪だが、この中にあきらかに仲間はずれがいるのである。
 それは蛇。他は哺乳類だが蛇は爬虫類で手足が無い。
 いや、違うだろう、どう考えても今の所実在しない龍となる。つまり辰だ。これをタツノオトシゴと解釈もできるが、十二支の辰と言えば、東洋風に大蛇に鬣と手足のついた、アニメ・日本昔話のオープニングでこどもが乗っているあれである。
 さて、これをどうすれば良いかと考えた結果「コスプレ 辰年」でアマゾンを検索してみる。すると龍の帽子というのがいくつかヒットした。着ぐるみというのもあるが、これは着替えが面倒である。
 それらの一つを購入してみたが具合が良さそうだった。これに、どこに行ってもサンタクロースと間違われたモコモコの真っ赤なパジャマと、ヒーローでも持て余しそうな純白のロングマフラーを身につけて紅白のおめでたい雰囲気ででかけることにする。
 正月の良いところは、送迎車から降りてクリニックのビルに入る間、ほとんど他人とで会わないことにある。
 ハロウインの時など帰るときにも着用を義務づけられるが、外に出ると時間帯の関係から小学生のお子様の目にも触れるところであるが、こちらとしては白い目は気にならないのであとは耳を塞いで送迎車に乗るだけである。
 何のかんの言っても他人とほとんどふれあわないわたしであるが、透析初日は一番正月気分を味わっているのかもしれない。
 し・か・し。
 この干支シリーズ、来年はどうしたものか。つまりは巳年、蛇の装飾である。
 ユダヤ教聖書のころから蛇というのはどこか嫌われ者になっている。爬虫類好きに言わせると、それなりに人になれるし、夏場は身体が冷たくて気持ちが良いそうである。
 かと言って蛇のぬいぐるみをスキンヘッドに巻き付けて行くのも顰蹙を買いそうだし。ここは一つ、クレオパトラの髪飾りに蛇の頭がついていたからあれでもやってみようか。アマゾンなら見つかるような気がする。
 これ以上、来年の話をしても仕方ない。節分の前であり鬼が笑い転げるだけではすまないだろう。
 あと、今までの三種類、一応とっているが、使うことがあるかは不明である。次のうさぎ歳になると72才。いよいよ想像出来ないわけだ。

 1月2日となると全国的に駅伝が行われるので、クリニックで透析を行っているお年寄りの方々は、備え付けのテレビでほぼ、同じ駅伝中継を見て居る。
 わたしはスポーツ全般に興味が無いので、iPhoneで音楽を聴きながらうとうとしている。ベッドに備え付けのテレビは地上波のみの受信が可能であり、透析時間帯に行われる番組では見るものも無いからだ。
 以前にも書いたが、いろいろとご批判はあるかもしれないが、地上波の放送でも時間つぶしには適しているメディアだと思う。
 今のように見る番組が決まっている場合は良いが、普段は個々に見る番組が異なるようである。
 テレビはイヤホンを持参してもらい、それで音を聞くのだが、チャンネル操作は備え付けのリモコンで行う。
 クリニック全体で40台以上設置されているテレビだが、当然のように同じメーカーの同じ機種であり、リモコンも同じだ。つまり、いろいろと混線が起きるのである。
 たまにナースコールで看護士さんが呼ばれてみると「テレビのチャンネルが勝手に変わった。壊れているのではないか」と訴えるが、その実は近所のベットの方が、自分のテレビのチャンネルを変えようとして、そのIR信号が別のテレビまで伝わったものだ。
 リモコンの中にはこのような混線を防ぐために、IR信号のパターンを切り換えられるものもあるが、多くて3パターンほどである。当然、受信するテレビ側も同じ設定をしなければならない。
 一番良いのはIR信号ではなくて、2.4GHzタイプの無線リモコンを使用することだが、それなりに台数があるためにコストはかけられないのだろう。
 一応リモコンを使用するときは、ぎりぎりまでテレビに近づけて行われることが患者さんに伝えられる。こういった施設のリモコンは遠隔操作が目的では無いのである。
 ただ、23区内の透析クリニックでは、透析患者の奪い合いが起きているわけで、今後を考えると時代劇チャンネルへの加入などを考えてみてはどうだろう。
 水戸黄門と大岡越前あたりの再放送が行われていれば、お年寄りの人気は上がるし、とても静かに拝聴すると思うのである。
 わたしとしても、破れ傘刀舟や闇奉行のような、萬屋錦之介さんの時代劇が聴けるのであれば喜んで拝聴させていただく。
 とりあえず透析中は血圧低下を避けるため、起きているのが良いからだ。
 そうやって2024年の最初の透析も終わるのであった。

 次回は、毎日の食事と出前の関係について考える。