本日は2023年最後の透析となる。そして部屋に訪れるホームヘルパーさんもお休みとなって次に来るのは1月5日の訪問看護士さんだ。それまでは一人でのんびりと年末年始を過ごすことになる。
 ただ、全てのヘルパーさんが年末年始の休暇を取れるわけではないようだ。利用者の方々の中には、365日、毎日三回の訪問を必要とされている方も居るわけだ。その方も一時的に入院できれば良いのかもしれないが、施設が開いているわけでもなく、そうなるとヘルパーさんは交代で訪れるそうである。
 入院してもそこで看護を行う方々がいるわけだ。透析にも言えることだが、病院関係者、介護の方々の働きによってわたしたちは生きている。せめてパー券メガネの給料が上がる以上に、この方々の報酬を上げてほしいものだ。

 本来ならここで一年を振り返るところだが、それは2024年になってから。ここでは最近起きた、ちょっと困ったことについて語りたい。
 わたしの部屋には冷蔵庫の他に温冷庫が寝室にある。温冷庫、もしくは冷温庫と呼ばれるそれは、小型のポータブル冷蔵庫であるが、冷却ガスを触媒に使ったものではなく、ベルチェ素子という電圧をかけることで暖まったり冷えたりする素子を使ったものである。
 ポンプが無いので比較的静寂、そして電流の方向によって温めたり冷やしたりができる。ただ、冷やす方はコンプレッサー型の普通の冷蔵庫ほどは冷えず、最低でも5度程度である。
 実は年末、温冷庫が壊れて新しいものに買い換えた。ものは予定より早く到着したのだが、問題となるのは壊れた方の温冷庫である。
 以前温冷庫が壊れたとき、地方自治体の粗大ゴミとして出した覚えがあるため、早速粗大ゴミ受付に電話で聞いてみると。
『温冷庫は家電リサイクル対象になるため、家電リサイクルセンターに問い合わせてみてください』
 そこで部署の電話番号を聞いて、家電リサイクルセンターに電話した。
 やはり温冷庫は冷蔵庫と同じ系列になるが、リサイクル料金はコンプレッサー型の冷蔵庫に比べて高額であり、引き取り料金も含めて1万円弱となる。
 問題なのはその引き取りに向かう日程であり、引き取りをおこなっているのは木曜日と土曜日のみ。しかも本人の立ち会いを必要としている。
 つまり、透析日と完全に重なるためにわたしは立ち会えない。そこでのリサイクルセンターの担当者さんの回答が。
『こちらでは引き取れません。本来は新しい家電を購入したときに、購入業者に引き取ってもらうのですが、どちらで購入しましたか?』
「アマゾンです」
『でしたら引き取りは行って居ませんね。申し訳ありません』
 いや、同情されてもどうしようも無いのだが。
 アマゾンでもマーケットプレイスの対応では引き取ってもらえることもあるが、わたしの購入先では無理だし、すでに新しい物品は届いている。そして最終的に。
『民間の引き取り会社がありますので、そちらでうかがってください』
 今度はその業者に電話してみると。
『うちでは持ち込みのみ対応しています』
 おいおいおい、どうすれば良いのだと。
『家電リサイクル対応商品でしたら、近所の電気屋さんに依頼してみたらどうでしょう』
 そこで以前お世話になった近所の家電ショップに電話したが。
『うちでは温冷庫は取り扱っていません』
 つまった。これは違法投棄しか無いのか。
 最後にいつもお世話に鳴っていた、ゴミ屋敷の清掃会社に電話してみた。するといつもお世話に鳴っている社長がいきなり電話に出て。
『こんにちは、びわほうしさん』
 確かに携帯電話番号が登録されているのでそうなるのだろう。そこで温冷庫のことを相談してみると、年内は無理だが来年であればこちらの近くに作業するついでに回収してくれることとなった。
 何回か利用しているために便宜を働いて頂いたが、今度頼むのはわたしがくたばったあとに部屋をかたづけるときぐらいになりそうなのが残念である。

 と言うわけで、年末にかなりばたついたが、今回は何とかなった。
 次回は温冷庫の購入はヨドバシドットコムに頼むことになるのだろう。あそこならオプションで引き取りを行ってくれる。
 最初から家電リサイクル対象と判って居れば、ヨドバシを使ったものを。情報弱者が恨めしい。
 それにしても、家電リサイクルセンターの引き取りだが、週に二日であれば水曜日と土曜日のように、下水金と火木土が選べるようにしていただきたい。いや、どの曜日でもある程度選べるのが良いと思うのだが。
 公共サービスとしては良いのだが、もう少し利便性があればと感じた年末であった。
 わたしはこのごたごたを感じながら、明日は創彩少女庭園・佐伯リツカの水着プラモデルを作りつつ、年越しそばを食べて過ごすことにしよう。
 それではみなさん、良いお年を。