4月も中盤を過ぎると、そろそろあの料理が食べてみたいと思う。すなわち冷やし中華である。
 ちなみにユーバーイーツのメニュー検索で「冷やし中華」を選んでみると、まだ提供している店舗は無い。店舗での提供は5月中半から、梅雨が近づいてからになるに違いない。
 ネットスーパーでは冷やし中華のための材料が販売されているために、自らでそれらを作るには十分である。
 しかし、冷やし中華を作るに当たって、一番のハードルは錦糸卵であろう。極薄の卵焼きを細く切ったものだ。
 ライフでは溺愛の錦糸卵も販売されている。これ、冷凍か冷蔵食品化と思いきや、常温保存商品なのには驚いた。開封しない場合の賞味期限が判らないが、卵製品なだけにそう保たないように思える。
 購入してみたが、確かに錦糸卵なのだが細かすぎて卵を食べているとは思えなかった。ここは一つ、何とか自分で錦糸卵を作るしかあるまい。
 ネットのレシピを見てみると、よく溶いた卵をフライパンに広げて調理する以外の方法があまり書かれていない。
 実は以前、オムライスを作るために薄焼き卵に挑戦したのだが、できあがったのは出来損ないの炒り卵だった。卵が焼き上がるタイミングを間違えていたようである。
 今回はMサイズの卵一個、それを良く溶いて弱火に熱したフライパンに流し込む。
 その後はフライパンをゆらして卵を均等に伸ばす。わたしはIHヒーターを使用しているので、あまり長くフライパンを宙に浮かせるとヒーターが止まってしまうので注意が必要だ。
 あとは卵が焼き上がるのを待つ。ここでは半熟状態は必要無いので、ひっくり返さなくても表面が固まるまでじっと待つ。
 フライパンは一応フッ素加工しているために油を引かなくても焼き上がれば自然と浮き上がるが、弱火のままではなかなか火が通らずに、途中で中火に切り換えて1分ほどまった。
 その後、IHヒーターを止めてフライパンに小型のまな板をのせると、全体的にひっくり返す。焼き上がった卵は二つ折りになったが、無事まな板にのった。
 あとは薄焼き卵を丸めつつ、それを包丁で切断して、錦糸卵の出来上がり。あまり細くないがこれくらいの方が食べた感触はあるだろう。
 他の具材はカニカマと焼き豚の細切り。具材はひとまとめにして冷蔵庫で保存する。
 麺はマルちゃんの冷凍ラーメン・しょうゆ味、生麺タイプでスープとごまが付いてくる。
 多めのお湯で麺を湯がくと、2分程度でざるにあけ、流水で麺を洗う。
 水をよく切ったら皿にあけて、具材をのせてからスープとごまをかけた。
 この時点で冷やし中華の良い香りがしている。
 さっそく実食したが、実に冷やし中華そのものであった。
 かにかまはもう少し太い者を使った方が良いかもしれない。焼き豚は切り落としの格安品であったが、ネットスーパーを見ていると、たまにハムの千切りが売られているためにそれらを使うのも良いかもしれない。
 問題点は無いが、麺が茹でる前の重量で一人前140グラム。少し足りないかなと思ったが、ここは具材を増やすのが良いだろう。
 通常、冷やし中華にはキュウリの千切りが入るが、歯の無いわたしは細く切られた野菜類が苦手である。
 去年のコンビニエンスストアなどで販売されていた冷やし中華の具材だと、錦糸卵、ゆで卵の半身、細切りの焼き豚、茹でたささみを細かく裂いたもの、キュウリの細切り、もやし、キクラゲ、紅ショウガなどの組み合わせだった。
 やはり麺類より具材の重量が大きくなっているように思える。
 それにしても、ラーメンでも思ったが、自宅で作る方が格安になるし、生麺タイプであればこちらの方が美味しく感じる。
 店舗で提供される高級冷やし中華の場合、カニカマの代わりに本物のカニが乗っていたりする。そうなると値段が引き上がるが、わたしの舌であればカニカマで十分だ。

 やはり錦糸卵の作り方がネックになるが、均等に火を通すのであれば電子レンジでもできるのではないかと思った。
 ネットで検索してみると調理例があり、平皿にラップを弾いて、そこに良く撹拌した卵を注ぎ、500ワットで2分程度加熱するようだ。
 たまご料理に電子レンジは御法度なのだが、良く撹拌されていれば問題は無いようだ。ラップは薄焼き卵を皿から引き剥がすためのものだろう。
 次回の冷やし中華にはこの方法を試してみようと思う。

 次回はAIでできることについて考えたい。

○今日のchatGPT
Q.「北斗神拳においてケンシロウとラオウではどちらが強いのか」
A.「北斗神拳の物語において、ケンシロウとラオウはともに強力な戦士であり、それぞれの強さには諸説あります。一般的には、ラオウは最強の戦士として描かれており、彼が北斗神拳の中でも最高峰の技を習得しているとされています。しかし、ケンシロウもまた、ラオウに匹敵するほどの強さを持っているとされており、物語の中で多くの強敵を打ち破ってきました。
 そのため、どちらが強いかは明確には決まっていません。個々の戦闘の状況や相手によって勝敗が変わることもあり得ます。ただし、ラオウが「覇王」と呼ばれるほどの強さを持っていることから、彼を超えることができる戦士は非常に稀であると考えられます」
 わりにまともなことをおっしゃっている。さすがはGPT様。