10日になると正月と言うより1月という雰囲気に也、世間は日常に戻りつつある。目が見えていた頃はテレビの番組や週刊マンガの販売美が普通に戻るタイミングでもある。
 学校も始まりこどもたちも日常に戻るのであろう。わたしはようやく声が普通に戻りつつあった。
 ただ、咳の方は相変わらず続いている。だが痰が絡むことが少なくなったため、要約ウイルスの残骸が体外に排出されたのかなとか思うわけである。
 わたしはインフルエンザに罹患したことが無いために正しい比較ができないが、コロナとの大きな違いはわりにしつこい後遺症の有無のようだ。
 デルタ株での有名な後遺症と言えば、味覚障害と嗅覚障害だった。オミクロン株になってもそれらはあるようだが、デルタ株に比べるとかなり少なくなっているようである。
 オミクロン株での病状としては激しい喉の痛み、そして後遺症としては長く続く咳があるようである。
 その他にどんな後遺症が現れるのかを、わたしと比較して調べて見た。なお、オミクロンの後遺症は発症一ヶ月後くらいから出る者もあるようである。

・激しい倦怠感
 もはや動くどころか起き上がるのも鬱陶しくなるような倦怠感に襲われるそうである。それが数ヶ月続くこともあるようだ。
 倦怠感と言えば、熱が収まってもどこか身体がだるくて何かをしようと積極的に思えなくなる。ただこれは風邪でも起きる現象で、ヤル気がそがれて病気なんだからとすぐに身体を横にする。
 ただあんまりに動かないと筋肉は意外とあっさり落ちるために、ある程度の運動を行う必要がある。

・頭がぼんやりとする
 頭の中に深い霧がたちこめたような、どこかはっきりとしない意識に陥るようである。
 これも熱が出ている間には良く起きることだが、一応ウイルスの脅威が去ったあとにも継続するようだ。
 わたしは普段から、どこかぼんやりとしているので、果たして後遺症が出ているのか乃判断は難しい。

・食欲不振
 実はわたしは今、これが少し出ている。簡単に言うと食事を摂らなくても空腹感に襲われないのである。
 以前にも書いたが、今はA1Cの値を戻すために積極的なシュガーレス環境で生活している。そのためか、以前に比べると明確に空腹感を覚えていた。
 だが、コロナに罹患してから食事を摂らなくても辛くなく、むしろ食べた直後は胃がもたれるような感覚に襲われた。
 これは喉の痛みが頂点に達していたとき、固形物が全く飲み込めなくなったために流動食のようなものに切り換えたためのものかと考えている。
 コロナの経過観察期間に病状を報告する中で、食欲不振や嘔吐感を覚えたなどの項目があり、同じウイルスでも発症がかなり異なるのだと思う。

 なお、オミクロン株に罹患しても重症化リスクは減っていると言うが、後遺症の発症度はデルタに比べて落ちてはいないようである。
 また、デルタでは肺がやられて酸素飽和度が極端に落ち込み、酸素供給やエクモを接続するところまでいくことがあった。
 オミクロンでも肺にダメージが出ることもあるのだが、どちらかと言えば潜在的に持っていた病状が、オミクロンに罹患したことでより悪化するのだという。
 そのために基礎疾患をかかえている患者さんはそれらが悪化しないようにする処置が必要となる。
 7日間の経過観察を行って見て判るのは、今の所罹患すると対処療法しか無いと言うことである。
 インフルエンザには根本治療薬があるために、いざ罹患しても肺炎のリスクに気を付けていれば重症化することは少なくなっている。
 だがオミクロンは麻疹と同様に、発病するとあとは体内の抵抗力がウイルスにうち勝つまで耐え忍ぶしか無い。
 つまり熱は解熱剤、喉の痛みや咳などは部屋の湿度を上げて、咳を抑制する薬を飲む。
 あとは安静にして栄養価の高い食べ物を取り入れることだけである。
 こうなると、重症化した患者さんは人工呼吸器などを接続するために加療が必要だが、そこまで至らない場合は他の人間から隔離して、上記のように静華に過ごすしかないのだろう。
 一番なのはかからないことだが、始終引きこもりを自称するわたしですら罹患したのである。今の日本では、特に人口が多い都市圏内では完全に罹患を防ぐことは不可能なのだろうと思う。
 ただ、保健所の対応はとても丁寧で良くしていただいたとおもっている。特にわたしは年末から年始にかけて一番忙しく、そしてだれもが休みたいと願う時期にお世話になっているのだ。
 今後はもっと自分の生活を鑑みて、よりコロナに対して警戒して生活していこうと思う。

 コロナの後遺症が長引く要因は現在調査中のようだが、痰の排出量が多いことから、体内でのウイルス増殖量がほかのウイルスに比べても多いのではないかと思われる。
 ウイルスは単体での増殖が行えず、媒体となる細胞が必ず必要となる。そして媒体となった細胞は破壊されるために恒常性機能から排除の対象となり、白血球などに食われて最終的に膿になるのだろう。
 それらの量はウイルスの増殖数に比例すると思われる。それだけ正常な細胞が短時間に破壊され、それを修復するために身体が過剰反応を起こし、一種の旧姓アレルギーになっているのかもしれない。そのために喉や気管はわずかなほこりにも過剰反応するのだろう。
 またウイルスの残骸にも過剰に反応するためにその結果が後遺症として現れているのではないかと思われている。
 わたしは今までアレルギーを起こしたことは無いが、これが機会となってアレルギー反応が出るのではないかと思うと少々気になる。
 それにしても、浮かんでは消えるコロナの治療薬はどこらへんで実用化されるのだろうか。

 次回は習慣と言葉選びについて考えたい。