WEDDING CAMP ~森を貸しきってキャンプしよう~ | WO-un(ヲ・ウン)

WEDDING CAMP ~森を貸しきってキャンプしよう~

春一番の到来と共に梅の花もちらほらと咲き始め、


冬場の僕らの本業である山仕事もようやく一段落。




春から夏に向けていくつかウェディングのお話も頂いていて


そろそろ頭の切り替えを・・・と言うところですっかり遅くなってしまいましたが


昨年末に行われたすずのもり二回目のウェディングのご報告を。



昨年11月23日にすずのもりにて行なわれたOさんご夫妻による「WEDDING CAMP」。

「結婚式を挙げるつもりは無かった。」というお二人が、


WO-unのブログですずのもりウェディングフォトプランの記事を見つけ


「これならやりたい」と連絡を下さったのが始まりでした。



海を通じて出会ったお二人。


自然の中で・・・というのがごくごく自然な流れだったのかもしれません。




そしてもう一つ、お二人が叶えたかったのは


「時間を気にせずに大切な人たちと一日ゆっくり楽しみたい」という想い。


そんなお二人が選んだのがWEDDING CAMPという形でした。










今回WO-unはナガラゲルを含めた会場設備のお手伝いがメイン。


挙式や披露宴の段取り、食事や備品の手配、会場の飾りつけまで


ほとんどお二人が指揮をとり、お友達も巻き込んでのセルフプロデュースWedding。


お二人ならではの海を感じさせるウェルカムボードはお友達の手作り。


そしてウェルカムドリンクはなんとケータリングカーが登場。


この自由度がアウトドアウェディングの醍醐味!

今回は新婦のご友人で、ケータリングカーで様々なイベントなどで出店されている


福笑屋さんが協力してくださいました。









朝から降り続いていたあいにくの雨も、挙式直前に降り止み、いよいよ新郎新婦入場。



可愛くデコレーションされたピックアップトラックの荷台に乗って。



「ホントに山だからね!」というお二人の呼びかけに皆さんとてもカジュアルな装い。

 

そしてとてもカジュアルな人前式。


 

でも「大切なものは全てここにある。」

 

そんなお二人の姿勢が、シンプルさが素敵でした・・・












披露宴はバスに乗ってUshimaruさんに移動。


残念ながら僕らはすずのもりでの二次会の準備がありご一緒できなかったので写真だけ。












日も暮れた頃、再びすずのもりに戻り、二次会スタート。



ここからは時間を気にせずゆっくりと。


11月も後半、夜間は流石に冷え込みましたが


ゲル内に設置された薪ストーブとお二人の配慮で外にも


点在させた焚き火台が皆を暖めてくれました。


ゲル内を優しく照らすキャンドルは勿論Jabalani Candle









焚き火を囲んでフォークダンスをしたい!


皆に楽しんで欲しい、皆と一緒に楽しみたいというお二人たっての願い。


雨はあがったものの外はかなりぬかるんでいたので、焚き火ではなく


ゲル内にて薪ストーブを囲んでのフォークダンスとなりました。


新郎新婦の「みんなやってくれるかな・・・」という不安をよそに大盛り上がり。


万が一の時に備えて練習に励んだWO-unスタッフも出る幕無し(笑)


スタッフの僕らが見ていて羨ましくなるくらいホントに皆楽しんでいらっしゃいました。



そしてゆっくりと夜は深まり、終わりの無い祝福の宴を静かに包み込みました。





無事結婚式が終わり、数週間たってお二人にお会いしお話した中で


特に印象に残っているのが、「ホントやって良かったです!」という新郎Kさんに対し


「ホントに!? ・・・その言葉が聞きたかった。」という新婦Rさんの言葉と安堵の表情。




どちらか強い理想やイメージを持ってる方にどうしても引きずられがちなのが結婚式・・・


でも始まり方がそうであっても作り上げていく中で、価値観をぶつけあって


認め合い歩み寄りながら少しずつ、「二人のもの」に変わって行く。




きっとそれは忙しい日々の合間を縫って、


二人で作り上げたからこそ見えてきたもの、感じられたこと。






そんな風景が、そんな経験が


見えない「力」となり


いつまでも二人に寄り添いますように。







kio