camouflage -22ページ目

camouflage

いつもの通り

僕は ある夜中、大量にHな雑誌が捨ててある所へ自転車で出かけ、それらを鞄の中に押し込めて また実家に戻った。



そして 直ぐさま 便箋にペンを走らせ、女性の名前は全て理菜に変えた。



頭の中で 理菜のことを浮かべて 性交しているかのような想像をした。




投稿は 2週間後に読まれた。



パーソナリティのaikoは、「何やねん?こいつ、高2で こんなことしてるの?」「最低な男やわ、死ね!」と言われながら 僕の投稿は読まれた。



理菜は 自分の名前が出され どんな気持ちだったろうか。




ちょっと良心の呵責も感じながら、翌日高校で理菜に、



「僕の勝ちだね」



と微笑んで見せたら、理菜からまた平手を喰らい、理菜は無言で去った。



ともあれMDウォークは 手に入れた。




故郷の街が見えてきた。



毎度思うのだが、どうしてインターチェンジの近くには ファッションホテルが多いのだろう。