秀俊とチェファは、割と行く西の浦のcurrentにいた

ちょうどいい、朝食だね、チェファ
うん、こんなに食べれないけど
残しな、チェファ
体力勝負の俺が食べるから
うん、良いけど
チェファは体重何kg?
身長とかは
身長162、体重44、上から79-56-79だよ
もちっと、太っても良いんじゃない?
ん~、何かちょうど良いけど
良くこの辺から芥屋まで歩いたな
休み割と取ったつもりだけど
あの秋が始まる頃
チェファは割ともつよ
ウォーキングしてるじゃない
チェファをムードある海が見えるホテルに連れてく予定だったんだけど、見つからなくて芥屋まで歩いてしまった、ごめんな
あの時1人なら、芥屋まで行けなかった
ありがとうな
いいよ、秀俊
秀俊が色々話してくれたから、芥屋まで行けたのよ
いや、色々話したから、大丈夫だったんだけど、1人ならちょっとね
秀俊、ちょっと見て今調べたんだけど


げ!
芥屋にしかホテルないのかよ
しかも2つだけ?
芥屋にラブホがあるのは知ってたんだけど
あとは加布里とか前原にしか無いのかよ、ホテルは!
良かったよ、秀俊
ラブホ入れて
確実に知ってたんだからね
あれ~?
マジか
眠るだけだったけど
歩いてでも良いんだね
中に入れて眠れたし
韓国と同じだ
ちょっと礼を失したとは思う
女の子には
今度からちゃんとしたホテル行こうね
ああ、そうだな
ロマンティックな雰囲気にしたかったな…
今度からね
頼むよ、秀俊
リッチな九大生でいっぱいかな
あの辺に九大あるから
ああ、糸島に移ったもんね、九大
思わず写メっちゃった
勉強するなら、良い雰囲気だよ
チェファと秀俊は色々話しながら、朝ご飯を済ませた
秀俊は、チェファと一緒に話をするだけで、気が済むような気がする
チェファだけいれば、生きて行けるような気がする
それだけで充実していた
秀俊が気付いたら、チェファは綺麗なハングルで、仁川空港内の雑貨屋で買ったノートに何かを記していた
チェファの字は可愛くて上手く、秀俊は密かに気に入っている
秀俊はチェファに尋ねてみた
なあ、チェファ、何書いてんの?
秀俊にラブレター書いてんの、少し待っててね
チェファはまた続きを書いている
秀俊は静かにコーヒーを飲んでいた
やがて、チェファはラブレターを読む事にした
可愛く綺麗なハングルだ
秀俊はじっくり読んでいる
そして全てを理解した
チェファ、ドライブを続けよう
秀俊の中では、元気いっぱいになっていた
秀俊、大丈夫?
元気、取り戻した
お勘定済ませて、ドライブを続けよう
秀俊の運転は更に上手で安定した運転になった
秀俊の落ち着いた運転にやがてチェファは、助手席で眠りについた
秀俊はあの仁川空港で買ったノートを宝物にしようと決めた

途中、チェファは目を覚ました
チェファは車がどこを走ってるか、分からない
秀俊に場所を聞いた
そしたら
ここは筑豊だよ、チェファ
筑豊は韓国の人たち、沢山いるよね
ああ、韓国の人たちが結構いる
炭鉱で働いてたからね
可哀想な話
チェファは知ってる?
うん、聞いた事あるよ
じゃあ、それは当たりだって思ってね
ちょっと飯塚市街入るよ
目的地までは時間かかるけど、一応眺めといた方が良い
あ、間違えた、スラムかここは
何か昭和30年代の日本を見てるような気に2人はなった
やがて秀俊は県道に戻った
焼肉屋多いんだ、飯塚は
うん、結構あるでしょ
チェファは飯塚の街並みを眺めていた
飯塚はね、ドライブするにも近いからね、結構行ってたんだ
チェファと知り合う前に
聡たちと
彩菜ちゃんも?
ああ、割り込ませて貰った
あの2人も地理勘良いからね
ふぅ~ん
人、いないね
一時久留米よりデカかったらしいんだけど、静かになったらしい
秀俊は飯塚の街並みをチェファに伝えていた
チェファは興味深く見ていた
大宰府なら、隣になるはずだ
彩菜は大宰府出身だから
ああ、大宰府の隣になるんだね
秀俊は、チェファに飯塚市街地を一通り見せてから、またバイパスに乗った
ねえ、秀俊
今宵の宿は?
まだ12時か
チェックインよりは早く着くな
のんびりしててよ、チェファ
え?どこへ行くつもりなの?
秀俊
それは内緒だ
ねえ、秀俊
あのノートに書いたチェファの文章に返事書いてよ
え?
愛してるって、書くの?
もう…秀俊もはっきり言うようになったね
君の影響は明らかに受けてるな
もう…秀俊は…
車は国道201号を東へ向かっていた
そして秀俊は行橋で国道10号に乗った
秀俊とチェファは、お互い知り合った時の話をずーっとしていた