オーストラリアに出掛けた
大出監督は辞意を表明し、東京へ帰るから、と用意をし始めた
赤水は帰ってきたら、新監督になる
その後
おい、聡、台風が熊本の荒尾に上陸したぞ
秀俊が、テレビを見て、聡に話した
怖いよ、最大瞬間風速60mだって…
チェファは怯えていた
大丈夫、大丈夫だよ、チェファちゃん
この辺の人々は台風慣れてるから
チェファちゃん、どこかに上陸したら、勢力落ちるから
聡と彩菜はそれぞれ言った
私なんか、九州の人間だから、ね、チェファちゃん
風速30mの中、外に良く外に出たから、友達と小学校時代
太宰府にいる時ね
大雨警報出たって、これから一時間に94ミリ降るとかいってたよ
チェファがそう言うと
チェファちゃん大丈夫、うちは新しいから大丈夫
彩菜もチェファをなだめた
新開たちは？
まだ寝てるかも知れない
九州人は冷静だな
聡と彩菜は、台風慣れしてないチェファを敢えてそう会話して、落ち着かせた
大出監督とギョンヨンさんたち大丈夫かな
連絡してみては？
秀俊がそう言うと彩菜は早速メールしてみた
監督に連絡すると
いやあ！大丈夫大丈夫
風速90mでも外に出れる！はっはっはあ！
だって
少々の事は大丈夫みたいだよ
聡はギョンヨンと連絡を取った
いや、いずみとお父上といるからな
怖かったけど大丈夫だ
心配してくれてありがとう！
だって
落ち着いてるな
コンビニで何か買って来よう
チェファはみんなの暖かい気遣いに安心した
外、風吹いてなかったぞ？
聡はコンビニから沢山の買い物をしてきた
雨も吹いてないや
車、結構走ってたぞ
雨も全然
大丈夫みたいだな
じゃあギョンヨンさんとこのサウナ行ってみるか
冠水なんか、してないや
大丈夫だったよ
まあ、練習はないな、今日は
そこへ新開と鏡が起きてきた
何か静かだな
台風は？
まだこの辺りだと感じるが
妙に静かなんですよ、先輩
チェファがそう言うと
ほんと大丈夫だったみたいだね
どうなってんだ？
熟睡してたよ、私も
鏡はそう言った
チェヨン先輩たちヨンソクたち、呼べるな
みんなでゲームしないか？
新開がそう言うと
良いですね、先輩
今日は全員練習中止だから
チェファが呼応した
よし、ヨンソクたちに連絡しよう
ヨンソク、随分静かだね
新開先輩たちのとこ行こうか
雨も小雨だな
行ってみるか
ヨンソク、赤水さん戻ってきたら、早速高地練習だからね
聡先輩と秀俊先輩除いたら
ああ、行かないといけないね
アメリカ行きか
さあ、用意しよ
ああ、俺もな
外へ出たら、２人はチェヨンたちと出会った
お、ヨンソク、大丈夫だったか？
今、どこにいるんですか？台風
何か九州にはいるみたいですけど
まあ、いい、彼らのとこ行こうぜ
はい