父と母は | camouflage

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いつもの通り

父は最期まで人の長所を見て、苦しくもなく、死んで行った

関西の某所にある、新興宗教に毎月通っていた
そこで習ったらしい

良い影響を受けたんだな、教祖様から

母はそんな、新興宗教に逃げた父を卑怯者と言っていたが

生まれ変わったら、また父の嫁さんになりたい、と言っていた

2人とも、精神的には上質な人だ

人の長所を見て暮らしてきた
母まで

俺もそういう人間になりたいな

ただ、俺は今はそんなに人と話したいなあ、という欲求が消えていて、家族だけで暮らしたい

2、3年ぐらい経てば変わるかもね
でも両親みたいな人間にはなりたいね
上品な人間に