丘の上の庭014 | camouflage

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いつもの通り




ヘジンは色んな話題を持っていた



それに同年代の男女だと 女の方が どうしても精神年齢も高い



ある夕方 ヘジンと海辺で話していた



ヘジンが僕の方を向いて



「ねえ コウキ、目をつぶって立ってて」



と言ったので そうした



するとヘジンの唇が 僕の唇に触れた感触があった



僕がびっくりして見たら ヘジンが悪戯っぽい顔をして笑っていた



それは ただ軽く触れただけ という感じのものだったが 僕にとっても そしてヘジンにとっても初めてのものだった