監督はマイクロバスに乗る時
お前たちの大切な家族用のホテルの予約出来てるか?
ちゃんと予約してあげるんだ
と言った後、珍しく
オリンピックの前に下見をする
どこに道路が窪んでいる所があるのとかまで調べるんだ
早めに東京入りするぞ
と、酔いながら、珍しく予定を言い、眠ってしまった
乗鞍合宿で調子を上げてきた新開は
ひょん、珍しいですね
とチェヨンに同意を求めた
確かにな、あまり言わない人なのに
チェヨンもびっくりしていた
監督は監督なりに色々考えてるんだよ
練習を決めたりするストレスも溜まってるんだろうし…
綾奈は言った
あの、チェファが良く秀俊に連れて行って貰った四谷のレストランに行きたいね
絶対、行けるさ、楽しみだな
チェファと秀俊は自分たちの世界に入りそうなのを鏡は止めて
家に帰ってから、言いなさい
自分たちの部屋に行ってから
お2人さん
聡とシウォンは、あはは!と、笑っていた

ギョンヨンさん、聡がホテル予約しましたよ
姉さんは行けるかなあ
心配なんだけど
行けるさ
9月の後半だ
大丈夫だよ
綾奈とギョンヨンはそんな話をしていた
はい、バウチャーね
え?
ホリディインソウル?
昔のマーガレットホテルじゃん
名前変えたけど…
あ、間違えた、何してんだろ、私
いや、マーガレットホテル、俺が生まれた場所の近くなんだ
大丈夫
え?
このお話のマーガレットホテルって、ソウル?
そうなの?おっぱ
作者が学校帰りに良くトースト食べに行ったんだよ
あれでソウルのパンって美味しいって認識してたらしい
知り合い連れて行って、紅茶とトースト食べてたんだけどな
気に入っちゃったらしい
へえー、そうだったんだ
だから、マーガレットホテルって?
当時は出来たばかりで2つ星ホテルだったらしいけどね
それだけでお話の題名にしちゃうの?
今度泊まる事にたまたまなったんだけど…
秋旅行に
気まぐれねえ、作者も
何の意味なんだろうって、考えてたんだけど
トーストと紅茶?
聡が遅れてチムジルバンから出てきた
そして綾奈が、このお話の由来を伝えた
な、何だって?!
たったそれだけの話?
理由が!
本筋と全く関係ないじゃん!
ひどいなあ、それだけで1年も続けるなんて…
今度、綾奈と泊まるんですけど
ギョンヨンは、言った
かなりの思い出らしいからさ、そっとしといてあげなよ
韓国=パン美味しい、になってるから…
俺も小さい頃、あの辺で楽しく暮らしてるし
はい…
そうします、ギョンヨンさん

ひどい作者だなあ
ただ、このホテルがマーガレットホテルって呼ばれてただけで、題名決めるなんて…
そうですね、監督
同意します
聡とチェヨンの競争は今日も続いていた
しかし、それにやがて秀俊が割って入り、新開も集団の中にいる
あの4人、東京の暑さは知ってるだろうになあ
あれで30℃の中を走るんですよ?
止めさせますか?
ああ、止めさせろ
暑さ対策をする、と言ってこい
赤水は走って、4人の所へ走って行った