
20歳の時に初めて日本を訪れたウッドワード牧師は 穏やかで アメリカ人らしい気質も同時に備えていた
ウッドワード牧師の日本語に、マンソンらがたまに注文つけたりしていた
マンソンは1歳半の時 この港町に来たし、ヘジンは赤ちゃんだ
当然、ネイティブな日本語を話すし、性質も日本人に二人とも近かった
穏やかなこの港町で 家族共々遊んでいた
アキヒロとマンソンが同じ歳で、アキヒロがリーダーシップをとり、マンソンが参謀みたいな役割をしながら、幼稚園に先に入園し、ヘジンとナツと僕が遅れて入って行った
アキヒロは豪快というか、幼稚園でも目立った存在になって行った
僕は、そんな彼らを静かに見ながら、おとなしく過ごしていた
一方でヘジンとナツな間に、ちょっとした問題が起きつつあることは知る由も無かったが