25 東京での夏休み | camouflage

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いつもの通り




僕たちは 海に来ていた。



君と僕は、ビーチボールを使って遊び、浜辺で砂遊びをした。



そして 沖に向かって泳ぎ、海の中でキスをした。



もう 浜辺には 誰もいなかった。


僕は言った。


「俺、留学しようと思っている」



君は 身体を僕の方に向けた。



「ソウルに来てくれるの」



君は 笑顔で僕に尋ねた。



「うん。ソウルに」



君は 僕に抱き着いて、額をくっつけた。



「君と 一緒にいたくて」



僕も君の額に 額を擦り寄せ、そしてキスをした。



「君は 私との約束を果たそうとしているのね。いらっしゃいよ、ソウルに。一緒に部屋探そう」



僕たちは 裸で抱きしめ合い、頬を擦り寄せた。



「どうしたら ソウルで生活できるか調べる」



僕たちは そのまま抱き合っていた。



君と僕は 夜になるまで、浜辺で過ごしてマンションに向かった。



君は車で ソウルの紹介をしてくれた。



君が話すと、すぐにでもソウルに行きたくなった。



君は 僕の本当の故郷を教えてくれた。



君の家族の故郷に近く、今でも親戚が住んでいると、君は言った。



「いつか 一緒に行こうね」



君は 微笑んだ。



僕たちは 途中で 韓国料理店に入った。



僕は 君に 食べ方を教えてもらった。