東京での夏休み21 | camouflage

camouflage

いつもの通り







僕は 次の日の朝 早く起きて、眠っていた 君のおでこにキスをした。



そして僕たちは一緒に、車でディズニーランドに向かった。



僕は 君に、



「免許あるのか」



と尋ねた。



「持ってないよ。まだ取らないつもり。君の車に乗りたいな」



と 君は前を見て言い、僕に向かって笑った。



「国際免許 必要だね」



僕は 笑って 君に言った。




ディズニーランドの中は、人々で溢れかえっていた。



僕たちは フードコートでジュースを買った。



そしてアトラクションで待つ人々の列の後ろに並んだ。



「50分待たなくちゃいけないんだって」



「人で いっぱいなんだね。びっくりしたなあ」



君と僕は 手を繋いでジュースを飲みながら待った。



僕たちは ディズニーランドでもたくさん写メを撮った。



君が 帽子を被って笑っている写メが ほとんどだ。



君は 輝いていた。



君は 自分の魅力を生かしていた。



君の笑顔で、僕は どれだけ助けられただろう。



君も 僕に助けられたと言っていた。



僕たちは 二人で一つだったのだろう。




アトラクションに乗る順番になった。



僕たちは 手を繋いだまま中に歩いていった。