東京での夏休み11 | camouflage

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いつもの通り





君と僕は 日比谷公園に来ていた。



君は 日本のチラシを見ると 面白く思い 僕に 聞いた。



僕は 韓国語でチラシに指差して 説明したら 君は僕の話をじっくり聞いていた。



僕は 君にすっかり慣れていた。



「チグメソ オッパラゴヘヤデ」



と僕が君に笑って言ったら、



「オッパ!」



と君は笑みを浮かべて言い、



「クロッケヘヤデジアヌミョンアンデヨ?」



と君は続けて 首を傾げて微笑んで見せた。



僕は ますます君が可愛くなった。



僕は、



「ア、アニ、テッソ」



と当惑して言った。



僕は君の あの首を傾げる仕種に 君の魅力を感じ、思わず抱きしめた。



君の柔らかい身体が、また身体に触れた。



そして君の腕に僕は腕を絡め、公園を歩いた。



君は甘えるように僕の肩に頭を乗せて歩いた。





君は 顔を赤らめて、僕の動きを受け入れていた。



優しい吐息が 君の口から出ていた。



僕は、君の中で僕自身を動かして、君の中で君を揺り動かした。



そして君が愛おしくて君を撫でた。