
翌日の朝、君は 朝ご飯の用意をしていた。
僕は 君が 朝食を作る姿を見て、家庭的な子だな とまた新しい感想を抱いた。
「チャルモゴヤデ」
と僕に言って、机に朝食を並べていった。
「イサラダ オッテ?」
君は、そう僕に感想を求めた。
「マシイッソ。ヨリチャラネ」
君の料理は、本当に美味しい。
僕の味覚に合っている。
僕は 君が食事をしているのを見ていた。
君は少し俯いて、ゆっくり食べていた。
その様子が 可愛く感じた。
本当は 大人しい子ではないかと僕には見えたくらいだ。
朝食をとった後、君と僕は車に乗り、水族館に行った。
車の中で、君は色々話し掛けてきた。
「チョゴンムル エプダ。ムォヤ?カルチョジュオ」
「ナヌンモルラ。ウマグルジェミイッソ?」
「チョウンウマギヤ。オットンサラミプロジ?」
僕は君の声に、愛情を感じた。
水族館に着くと、君は、エプダ、と水槽を見ながら喜んでいた。
エスカレーターの上に 水槽があって、君は眺めて喜んでいた。
その君の笑顔が、楽しそうで、また愛おしくなった。