
次の日、桂と僕はある湖の畔にいた。
僕は彼女の肩に手を遣り、そして桂の唇を僕の唇で塞いだ。
桂と僕は 生まれたままで湖の中に入っていた。
僕は桂を愛していた。
そして中へ入った。
桂の顔は 良い気持からか紅潮していた。
その後、そのまま湖の中を泳いだりした。
夕陽が傾き出す頃まで そうやって過ごしていた。
湖から駅へ向かう途中、道に迷い、それで最終電車に遅れた。
「ここに泊まるしかないよ」
「この辺 家がないしね…」
僕は桂の頭を自分の頬に寄せていた。
「寒いよ…、秀介」
僕は桂を抱き寄せた。
そしてキスをした。
その後 僕は桂の体をまた愛し始めた。
「や…、やだよ…。ここ、駅だよ…?」
僕は構わず桂の体を愛し、優しく扱った。
桂の顔が また紅潮し始め、小さな声が出るようになっていた。
「駅でなんて興奮するね。誰かに見られてるって気がして…」
そう言った桂に、僕はまたキスをした。