東京での夏休み04 | camouflage

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いつもの通り




2日目・3日目


翌朝 僕が起きた時、君はまだ寝ていて、僕は君が寝ている顔を じっと見ていた。



しばらく君の顔を見ていたが、僕は、



「アチミ デヨ イロナヤジョ。アチムシクサモクジャ」



と君に言った。



君は ゆっくりと起きて、目を擦って眠そうな顔をした。



そして 扉の向こう側に行き、寝まきから洋服に着替えるためにドアを閉めた。



そして着替えた君と朝ごはんを食べて、駅に歩いて行った。



「オヌルンムォルポゴカルコエヨ?」



君は 僕に分かるように ゆっくり喋った。



「ネガチャルカンゴセカルコエヨ」



君と僕は電車の中で 話していた。



君は 元気の塊だった。



君が 話した声の高さが 今も 頭の中で聞くことが出来る。



僕らは 浅草にやって来て、手を繋いで仲見世を歩いた。



そして浅草寺の境内に入り、お祈りして 僕は君の写メが撮りたくなり、君が鳩と遊んでいるところを撮った。