グリーンデイズ010 | camouflage

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いつもの通り




「へぇー、旅行サークルに入ったんだ」


その夜、桂が部屋に来た時に僕は話した。


「何か部員の人たち、色々好きに旅行してるみたいだぞ」


「いいな~、私もどこか連れて行ってよ」


「受験生だろ?桂は」


「あんまり関係ないよ」



桂は 微笑んで 僕に言った。


そして桂は、



「少し歩かない?勉強疲れた」



と言ったので、外に出ることにした。



この辺りは静かな住宅街だ。



少し歩いたところに、何軒かのラブホが固まったとこがある。



僕はそれらを見ながら、桂に言った。


「ところでさ、俺らラブホ行ったことないよな」


「うん、行ってないよね…」


「行ってみる?」


「面白そうだね、行ってみようか」



桂と僕は、その中の一軒に入り、一つの部屋を選んだ。




僕はジャグジーの中で背後から桂の中に入っていた。



終わった後、桂は浴槽の縁に腕を乗せ、


「はあ~」


とだけ言った。


「まさか と思った?」


「うん…」


とだけ桂は言った。



その後 桂と僕は体を拭いてベッドの方へ移動した。



「受験生だぞ~、私は」



シャワーを浴びながら桂は微笑みながら言った。


「ゴールデンウイークにどこか行く?」


「ってかさあ、私 生まれて初めての朝帰りになるよぉ」



その夜は 桂を抱きしめて眠り、翌朝 彼女の家まで送って帰った。