グリーンデイズ007 | camouflage

camouflage

いつもの通り

僕は桂の家の近くにアパートを借りた。


一人暮らしなので さほど家具もいらない。


母親に米の磨ぎ方を教えてもらった。


桂はもうすぐ最上級生になるんで、本格的な受験態勢に入る。


時々勉強を教えて欲しいと 桂は言っていた。




近くのコインランドリーで、洗濯と乾燥が終わるまで待っていたら、1人の男の人が話かけて来て、乾燥が終わってからも話をしていた。


ずいぶん話込んだ。


その人は、僕より1コ学年が上で、亮 という名前だった。


この近くに住んでいて、同じ大学に通ってる人だった。


亮さんは、大学で運動系のサークルに入っている人だった。



桂は、


「よかったね。試験が終わった時、秀介 顔面蒼白だったから」


と笑いながら話していた。


桂は春季講習の後、僕の部屋に来て 勉強していた。


「紅茶飲む?」


と僕は聞いた。