留年ではない、休学だ
何のこたない
パニック障害にかかったのだ
初東京では、五月病はなかった
しかし、疲れとかギャップとか色々18才の若者には、東京はきつかった
秋から冬にかけ、関東は夕暮れが、東京は九州より夕陽が、日没が40分早いし
夕暮れは、嫌いになった
朝９時に大学へ行き、終わって帰る頃には夕暮れだった
うちは通年講義が多かったので、何とかなりながら、試験を受けて行き、案外ＡやAAもまあまあ多かったし、48単位取って
逃げるようにして、佐賀に戻ってきた
で、春休みもあまり状態は良くならず
また東京へ戻ったのだが、無理になり、久里浜の療養所に行きなさいと知り合いの人に言われ、診察を受けたら
パニック障害と言われた
そうか、青学は半年で講義取る大学じゃないんだね
じゃあ、一年間佐賀で薬を飲みながら治療しなさい、良い先生知ってるから
などなど言われ、やむなく一年休学した
優しい同級生がいて、見舞いに来てくれたりして、嬉しかった
他のみんなも待ってるからな
とか言われた
僕は免許を取り、空いてしまった半年を車に費やした
浪人した同級生と、また一緒になって遊んでいた
で、翌年春には立ち直った
で、前からの大学の友人と新しく同級生になった、友人も２年から仲良くなり、残り３年は順調に行った
僕には同級生が二年分いる
成績は良くなった
ようやく疲れが取れたのだ
さすがに時間的なズレが他の人とあるんで、病気になった事をカミングアウトする事にした
一年パニック障害療養のため、俺は大学を休学したから、同級生が異様に増えた