マーガレットホテル222 | camouflage

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いつもの通り

翌日も台風はわずかに進んだだけで、静岡市内に居座っていた

京都のとあるユースホステルに足止めをしている秀俊は、静かな場所で韓国女子大生のチェファと話をしていた

チェファは韓国の大学は行かず、日本語がかなり話せるようだから、いきなり日本の女子大に入った

どこか京都市内歩きたいね
喫茶店にでも入って、チェファと話がしたいと、秀俊は言った

え~?10000mでオリンピックで銀メダル取ったの?すごいなあ!
チェファは驚いていた

2人切りで色々話したあと、階下ではゲームが行われていた
中津が、

おう!秀俊、ユースホステルも良いだろ
英語も適度に話せるようになるんだよ
これだけ、色んなとこから、お客が来てるとね

と、誇るように秀俊に言う

皆で京都駅の地下に行こうって話になってる
皆で行こうぜ

あ、良いかも

きゃ、化粧しないと!

チェファが言うと、中津は

君は肌綺麗だから、まんまでいいよ
可愛いし

と、伝えたら、一同は笑った

幸いそのユースホステルは京都駅前にある
すぐ地下街に入れる
秀俊は中津に尋ねた

お前、長期休暇の時は、ユースホステル行ってんのか?

ああ、日本は少し狭いかな
アジアやアメリカ方面に行ったなあ、これまでは

チェファが小声で言った

ねえ、秀俊

何?どしたん?

秀俊は韓国語で言ってみた

ラブホ、行かない?
私、まだなの
素敵な人と、初めてのはしたいから
出来れば一生だけど

ゑ?

いけない?

いや、大歓迎だよ
嵐の日にだけど



西京極のラブホで、新開は風邪を引いてしまい、ダウンしていた

あ~、良かった
常備薬持ってきといて

鏡は、家から送って貰った常備薬を川崎まで送て貰い、新開の為に使っていた

既に綾奈たちや秀俊、監督からメールは送って貰っていた

3組とも京都にいるのか、と分かった
監督はかなり怒っていた

1000円のラブホにいるとは言えなかった
部屋は悪くないが

ここで新開が調子を崩したら、私の責任だ
新開が治るまで、どうにかしなきゃ
鏡は必死だった

鏡、おじや食べたい

さっき新開は、そう言った

管理人女性に頼み、造ってもらった

全日本、頑張らせないと

鏡は必死に治療した



ヨンファは規則正しい喘声を上げていた

秀俊は部屋に入るや否や、チェファに優しく接し
優しくチェファを愛した
痛くはなさそうだった

チェファ、可愛いよ

うっっ!ありがとう

秀俊はチェファのお腹に飛ばした

チェファは、またありがとうと、言ったが、実南や中津にも聡、新開、、鏡、綾奈たちにも言えない秘密の行為をしてしまった
だが秀俊は、チェファが抱きついてきたら、チェファを抱きしめ返した