ソウル市内の、鍾路のとある映画館で優希と一緒に韓国の映画を見に行った時の事
当時から韓国の映画館は座席指定席制だったが、そこで日本語で話しかけられた
君は日本人だね
いいかい?あの子は君の好きな恋人だろう
韓国の女性は情が深い
君は絶対あの子を手放してはいけないよ
という台湾から来たというお爺さんに言われて
は…、はい…
分かりました
というのが精一杯だった
気がつくとお爺さんは消えていた
そして、ジュースを2人分買って戻ってきた
ちょっと、図星も突かれたし、びっくりしていたが
実際、そうだった
お爺さんの言った事は当たりだった
だから優希は幸せになっただろうと考えていたが
どう、なっているんだ?
あれは本当にあった事なのだが