今日は2人はオフで、佐賀市の北部の湖に行った
そろそろお腹がすく頃、ギョンヨンさんはバーベキューを食べに行こうと言った
古場岳って言うとこにあるんだ、あらかじめ予約しといたんだ
そこ知らないよ
初めて聞いたよ
と、言うとギョンヨンさんはある集落の北側に、小さな道が分かれて出ており、そこを左折して入って行った
ちょっと、オッパ、こんな細い道行くの?
怖いよ
と、いずみは言ったが、ギョンヨンさんは構わず山道を走らせた
やがてログハウスが沢山見える別荘地に入り、広い道端の道に出た
井原山、ここから登るのか
オートキャンプ場とかあるんだ
オッパ良く知ってるね
ここには佐賀に来た当初教えて貰ったんだよ
怖がらせようと、この道から入ったんだ
知らせなくてごめん
別荘地をそんなに行かずに、すぐ大きな山荘があった
へえ~、本当だ
山荘って書いてある
宿泊も出来るんだね
秘密の場所にしといたんだが、いずみには教えてあげる
さあ、予約しといたから
一旦山荘内に入り、予約の確認を取った
いずみ、お腹すいたろう、お待たせしました
ここ、泊まれるんだね
今度泊まろう、オッパ
いずみは山荘内をちょっと拝見した
コンロの上では佐賀牛の焼かれる音がして、ギョンヨンさんがちゃんと焼いてくれた
ねえねぇ私だけでなく、オッパも食べなよ
なくなっちゃうよ
2人で佐賀牛のバーベキューを食べていた
こんな山の中にこんな山荘やログハウスがあったなんて、知らなかったなあ
いずみは感嘆していた
ついでに糸島辺りにでも行こうか?
長野峠が近くなんだよ
うんうん、どうせオフだから時間もあるし
行ってみよう
2人で、食べる佐賀牛もいずみにはどう写っただろうか
いずみとギョンヨンさんは全て平らげてしまった
そしてギョンヨンさんのおごりで、料金を支払った
そして林道を長野峠方面へ向かった
長野峠はちょうど県境にあたる
下って行けば、前原だ
今は合併して、糸島市になっている
いずみ、currentに行こうか
あ、いいねえ
福岡西部のカップルたちが集まるパン屋喫茶ね
そこでコーヒー飲んで、ゆっくりと

currentに入り、お土産用のパンを買い、そのまま椅子に座って、話をしていた
あ~、また明日仕事だ
働きたくな~い
と、いずみが言うと
いずみ、仕事あるだけでも俺は助かってる
誰でも働きたくないだろうが、仕方がないよ
俺、今の業務やっていて良かったと思う
大丈夫だ
明日になれば、また仕事モードになるから
色々話をした
ギョンヨンさんは、リラックスしていて、楽しい一時を過ごしているようだ
いずみが
ねえ、例の道連れて行って私に元気くれない?
あ、あそこな、分かった、ちょうど日暮れ時だからな
そろそろ行くか
いずみとギョンヨンさんは、あの夕暮れが素敵な道へ、車で向かった

ああ、聡、お姉ちゃんたち、デートで糸島にいるってメールが
え?いいなあ
あのお二方お似合いだしな
聡も早く免許取ってよ
私、1人で運転するの結構きついから
それ、そろそろ俺も自動車学校行きたいけどな
四年生の箱根が終わらないと厳しいかもな
卒業してからじゃないと
しばらく、練習の量、落としてよお
ああ、何とか善処するから待ってなさい
あ、今日ね夕食ないんだって、寮
何?そうなのか
参ったな
どこか、入った事のない店に行かないか?
綾奈の運転で、しばらく走り、焼き肉を食べる事にした

わあ~、美味しそうだね、サムギョプサルだなんて
ああ、そうだな
これは
噂で聞いた通りだ
佐賀牛だよ、佐賀牛
ハズレない肉
食べよ食べよ