ざっとあらく | camouflage

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いつもの通り

彼女は、早くソウルに来て、部屋探そうと手紙に書いていた
部屋がなかったら、私の家から通っていいよとも書いていた
慌ててビザを取得して自分はソウルへ行った
まだ領事館に行き、手続きしなきゃいけない頃だった
そして領事館の人々は、冷たかった頃だ

そして学生として過ごすに、ソウルのモクトンっていう、今はプロ野球のチームがあるとこまで3ヶ月に一度許可を貰いに行ってた頃だった
指紋押捺もあった
日本が在日の人々にさせていたのを止めた同時期に韓国も止めた
屈辱的なものだったろう
モクトンの事務所には当時ガイドブックにも載ってた怖いおやっさんがいて、自分もだいぶ、緊張しながら期間延長をしていた

金浦空港にいる人々なんて、当時から優しく、今回も俺の荷物は見なかった
今はインチョンだが、通っていいよ、とだけ、言われた
スポーツ用サングラスをどこかで貰い、俺にくれよ、と換金の人がいたが、本当あげりゃ良かった
そのぐらい優しくて、気さくだ
俺は、絶対にここに住む、と決めていたが、限界が来て帰る事になった
限界になる要素など無い国なんだが

クスリ飲んでなきゃ、
また留学して、仕事探すわ、俺

負けたな錦織