マーガレットホテル128 | camouflage

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いつもの通り

その日、半田宛てには

オ前ガ何ヲシタカ知ッテイルゾ

半田は発狂しそうになった



誰?こんな本なんか借りてきたの

綾奈の質問には長距離ブロックの連中は、誰も同意する人間はいなかった
監督、コーチ陣も

脱衣所に置いてあったの
男子の
これ、男子と男子の痴情のもつれの話じゃん

誰も首を振ったり、頭をかしげたりしていた
綾奈の犯人探しの途中、隣の鏡が小声で

みんな相当溜まってるね
私たちで全員の相手しちゃおうか

囁いたら、綾奈は鏡の頭をはたいた
なおも鏡は言った

嬉野に連れてくとか

また綾奈は鏡の頭をはたいた



車の中で、行為を終えたいずみとギョンヨンさんは放心状態だった

オッパ、凄く良かったよ

ギョンヨンさんはタバコを点けて、大きく吸った

いずみって肌きめ細やかだね

そんなことないよ

2人は別の場所へ行こうと車の運転を始めた
今日は2人揃って、嬉野温泉
の方へドライブに来ていた
今日明日は休みだ

ギョンヨンさんはこのあと、温泉に行き、和多屋旅館か、椎葉山荘にでも泊まろうか、と話していたた

大切なお金、使うなんて、大丈夫なの?オッパ
私も出すよ

いや、俺が出すから

ダメよ
日本式に割り勘した方が

いや、今日は韓国式でやらせてくれ
行こう、いずみ

2人は嬉野の市街地に行こうとしていた