君の街僕の街② | camouflage

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いつもの通り

ミツルは一度朝高に一番近い駅まで車両から降りなかった


あの子を友達にしようとしてた

いや それ以上の感覚かも知れない


車両は終点につき 前の車両も乗客は全て降りた


ミツルはホームであの子を見つけた


急いで走る


「これ忘れ物」


女の子はケータイのストラップを見て


「あ!助かったよ。名前何ていうの」


「ミツル。君は?」


「ユナ」


「メアド知りたい ミツル」


ユナの突飛なアイディアにミツルは乗った


ケータイの赤外線を使いメアド交換をした


「ちょっと練習してみよっか。ところで君 学校は?」


「またその駅まで戻らないと」


「あたし目当て?」


ミツルは頷いた


「メール頂戴ね。私今彼氏いないんだ」


「う、うんわかった。じゃ電車乗るから」