さて、現在二冠を達成していて、優勝候補の呼び声高い青山学院ですが、2区鹿島、5区三ツ境と変えて来ました
オーソドックスな手を打ちましたね、青学の熊谷監督は
何せ2人とも10000mは26分狙えそうな感じですから
熊谷監督は、2人にはエントリーの時に秀俊が花の2区、山登りの5区に聡が行くよう伝えていた
1月2日快晴、東からの微風、気温5℃
朝7時に読売新聞前をスタートする各大学の1区のランナーはアップを始めていた
青山学院1区の中津は、熊谷監督が1区のスペシャリストに育てようと考えてる選手だ
間もなくスタートの時間
1区の中津は、秀俊が待つ2区まで出来るだけトップと差が開かない程度の走りで繋ぎたい
トップとさほど離れない位置なら、順位は何番目でも構わない
綾奈は小田原の中継所で、聡と一緒にいる
鏡は、コースの 出来るだけあちこちに行き、声援を送りたいと考えている
今は、蒲田の京急旧踏切の所で、中津が来るのを待っている
実南は、権太坂で秀俊が走って来るのを待っている
青山学院は花の2区で一度区間賞取った事がある
秀俊にも期待がかかる
いずみは太宰府の家で、もうすぐ始まる箱根を見ようと既にスタンバっていた
いずみは、あの2人が将来も一緒にいるだろうと、考えていた
いずみの彼は神戸にいるが、メールを送った
返信がすぐに来た
マンションで箱根駅伝始まるのを待ってるとのことだった
その後1人初詣行きたいと考えてるらしい
1区中津は、当初緊張し慌てていたが、ここへ来て静謐な心になっていた
落ち着いた気分
レースに集中出来そうな、そんな気分だった
秀俊なら多少遅くても行ける
1分遅れても ごぼう抜きしてくれる
確信があった
でもなるべく離れないように行きたい
スタートの時間が迫り、中津は各大学の選手たちと同じラインに並んだ
8区予定の新開は、ビジホのロビーでサポートに回った選手とテレビを眺めていた
あとで、3区の青山学院選手を応援する予定にしていた