白い腕004 | camouflage

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いつもの通り

ゆうこは 車をコンビニの駐車場に停め、ライヴ会場へ走り出した。





一匹の蛍が ライヴ会場にいた正広の前に飛んできた。



ライヴは続いている。



しかし正広は その蛍に釣られるように聴衆の間を縫うように歩き、雨の中やがて広い道に出た。



「待って!結界は そこまでだよ!」



ゆうこが正広の前に箱を持って現れた。



「ゆこたん!雨でシャツがずぶ濡れで下着見えてるぞ!バカンバカンバ…」



その瞬間 ゆうこの前で正広は消えた。



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