丘の上の庭 その27 | camouflage

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いつもの通り

ヘジンは最近何だか快活になっていた


昼食のパンを買いに行ってたらヘジンが廊下で走り寄って来て


「2年生の人に告られちゃった」


と僕の嫉妬心をくすぐった


「断った。彼氏いますからって」


ヘジンは目立っていた
急に可愛くなってきた

理由は知らない

中学の頃より更に可愛くなり 僕ら二人は目立つ


僕が彼氏だと分かるとヘジンには気の毒だった


野球部でも補欠で秋の県大会もベンチに入れなかった


「あたしが野球部入ったら 君はレギュラーなれるかな」


「やめてくれよ。ただでさえヘジンは有名だから」


君は僕の事を思っていた事を、僕は後になってから知る