ヘジンは最近何だか快活になっていた
昼食のパンを買いに行ってたらヘジンが廊下で走り寄って来て
「2年生の人に告られちゃった」
と僕の嫉妬心をくすぐった
「断った。彼氏いますからって」
ヘジンは目立っていた
急に可愛くなってきた
理由は知らない
中学の頃より更に可愛くなり 僕ら二人は目立つ
僕が彼氏だと分かるとヘジンには気の毒だった
野球部でも補欠で秋の県大会もベンチに入れなかった
「あたしが野球部入ったら 君はレギュラーなれるかな」
「やめてくれよ。ただでさえヘジンは有名だから」
君は僕の事を思っていた事を、僕は後になってから知る