丘の上の庭 その26 | camouflage

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いつもの通り

「父さんが言ったんだが 大学はソウルで行くんだ」



とマンソンは言った


「韓国に行くの?」


マンソンと僕が話してる後ろで 玉野さんとヘジンがキャッチボールをしている


「ヘジンさあ 球速いよな」

「そうかな、玉野さん」


マンソンと僕は二人を見ていた


ウッドワード先生は 昼ご飯を作っていた


マンソンと入江を見ながら話していた


「マンソン、韓国語喋れるのかよ」

「いや。喋れない」

「喋れないでソウルに行くの」

「父さんの命令には従わないと」

「おーい 昼ご飯出来たぞ。食べに来なさい」


ウッドワード先生の誘いにヘジンは

「はーい!分かりました」

と先生に走り寄って行った