丘の上の庭 その13 | camouflage

camouflage

いつもの通り

二年になると ヘジンと僕は 授業練習が終われば よく一緒に帰宅するようになった



ヘジンは一度帰宅して 僕らの練習が終わる頃 再び学校近くの ある決まった場所で僕を待ち 僕が落ち合う形になっていた



野球部エースのアキヒロ マンソン、 バレーボール部のナツも気づいてなかった



僕らの家は 帰る方向がほぼ一緒だった



アキヒロとマンソンは県大会を目指して練習に余念がなく ナツは僕らとは別のコミュニティーに属するようになっていた



ヘジンは快活な性格が表に出てきていて 僕をリードする形で いつも話を進めていた



その頃 僕とヘジンは ほぼ同じ身長で 同じ目線で話をしていた