マーガレットホテル 025 | camouflage

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いつもの通り

「すっきりした?」

男は満足感に浸り、鏡から服着せて貰った

「ああ、良かったよ。随分若そうなんだけど、君は何歳?」

「21だよ」

「嘘だろ?そうか」

男は鏡から部屋のドアを開けて貰い、エレベーターに一緒に乗った
一階につくと、鏡はボタンを押し、部屋を開け男に挨拶をして、またエレベーターで部屋に戻った

鏡は未成年なのに、中洲で働いていた
昼間は編入した高校に通っている

なーんか、東京に行って大学に入りたいなあ、と考えている

さすがに綾奈や聡には悪い事をした
とは思っている

新開くん、にしときゃ良かったかなとは思う
甲子園で頑張っていた姿には、感動している

彼は、とにもかくにも野球に明け暮れていて、まだした事ないらしい

もういい加減落ち着きたくなってきた

そして、汗にまみれた体を洗い流し
次の客の相手をした
次の客はなかなか絶頂に行かず苦労した
おまけに顔ひっぱたいていいかと聞かれ、うん、と答えた

勉強、しようかなあ

バレたらヤバい
こんな事バレたら

バイト、変えようかな