「すっきりした?」
男は満足感に浸り、鏡から服着せて貰った
「ああ、良かったよ。随分若そうなんだけど、君は何歳?」
「21だよ」
「嘘だろ?そうか」
男は鏡から部屋のドアを開けて貰い、エレベーターに一緒に乗った
一階につくと、鏡はボタンを押し、部屋を開け男に挨拶をして、またエレベーターで部屋に戻った
鏡は未成年なのに、中洲で働いていた
昼間は編入した高校に通っている
なーんか、東京に行って大学に入りたいなあ、と考えている
さすがに綾奈や聡には悪い事をした
とは思っている
新開くん、にしときゃ良かったかなとは思う
甲子園で頑張っていた姿には、感動している
彼は、とにもかくにも野球に明け暮れていて、まだした事ないらしい
もういい加減落ち着きたくなってきた
そして、汗にまみれた体を洗い流し
次の客の相手をした
次の客はなかなか絶頂に行かず苦労した
おまけに顔ひっぱたいていいかと聞かれ、うん、と答えた
勉強、しようかなあ
バレたらヤバい
こんな事バレたら
バイト、変えようかな