インドネシアは絶賛雨季の真っ最中。まぁ毎年のことですが、ようこんだけ降らすもんがあるなってくらいに雨が降ります。

先週は太陽がほとんど出ず、20℃を下回る中で震えておりました…(南国基準では寒い🥶


インドネシアでも東の方の乾燥した地域では、雨季になると本当に乾いた大地に緑が溢れて景色が様変わりするらしいんですが、

ジャワのこの辺りは乾季でも普通に緑がモサモサしてるので特にそういう変化はないです。


が、雨季といえば果物が美味しくなる時期でもあります!

例えばこれとか。
パパがバイクで持ち帰ってきた、トゲトゲの…


これですこれ。
ドリアーーーン!!


切るというより、割るって感じで開けると、クリーム色の実が出てきます。


ドリアンって、ニオイがよくネタにされますけど、正直そんなのは慣れたら芳醇な香りとしか思わなくなります。

まぁプロパンガスの臭いに似てて、ガス漏れかと思ったらドリアンだったみたいなことはあるんですけど。


小僧さん(乙)はドリアンだーい好き


1歳からドリアンデビューしてますね。お兄ちゃんは食べないんですが、小僧さんは「ドリアン採ってきてー」って言うんです。


義母宅にはドリアンの木があるのでね。熟したら持ってきてくれたりするんです。
隣村にもドリアン売ってる人がたくさんいるので、探すのには困りません。


ちなみにパパは、かつてスーパーの青果で働いていた時に一生分のドリアンの試食をしたそうで、もういらないと食べません。
我が家では私と小僧さん(乙)が食べるのみです。




ドリアンて、日本語でもドリアンですけど、元はマレー語なんですよね。インドネシア語もマレー語から派生した言語なので同じ。

ドゥリ Duri とはトゲという意味で、Durianでトゲのあるものといったニュアンスになります。


そういえば、インドネシアには『落ちたドリアンを拾う』ということわざがあります。

日本の『棚からぼた餅』と同じ意味で、予想外のラッキーのことですね。
ドリアンはラッキーなんですよ。
ドリアンの木はあちこちにありますが、基本的に落ちた実は木の持ち主のモノ。
勝手に持ち帰ってはいけません。
夜中に、どすーーーん!という、ドリアンが落ちる音が聞こえることがありますよ。


9世紀に建てられたボロブドゥール寺院には、王様に果物を献上するレリーフがあって、そこにはドリアンも描かれてるそうです。

果物の王様というか、王様の果物だったんですね。


最近は、こんなのもあります。
ジャワ語だとドリアンはドゥレンになるのですが、

ドゥレンマン(Durenman)↓
ドリアンの頭をしたヒーローです。



絵面がシュール…まぁアンパンマンもかなりシュールなヒーローなので人のこと言えませんが。


コロナになって、急にマスク需要が高まってからはこんなのも回ってきました。


ドリアンマスク。
強い…
ウイルスには🦠効かないだろうけど戦闘力は高め


そういえば、妊婦さんはドリアンを食べてはいけないという言い習わしがあるんです。
妊娠中は食べられなくて悔しい思いをしたわけですが、その2年分を取り返すべく今は思いっきり食べております!