というわけで前回に続き、送られてきた動画からいくつかご紹介。


ガムランの演奏に、特徴的な五音音階のジャワ楽曲のこちら。



伝統的な歌って感じですよね。
コロナをテーマにした創作ジャワ音楽でございます。
コロナ〜コロナ〜♪

こうやってすぐクリエイティブ精神を発揮するところ、いいなーと思います。



で、レトロ続きでこちら。↓
わざわざフィルムがガビガビ&ノイズ入りまくり風の加工がしてあるこれ、もちろん最新作(?)でございます。

レバラン挨拶ムービーですね。



出てくる画像は有名な広告や看板だったりします。

例えば最初から2番目のは、長年親しまれてきたこのクッキー缶のイラスト↓


ちなみに、このクッキー缶のイラストは新聞でもネタにされておりました。
ずっと不在だったお父さんが、コロナで自宅勤務になったという図↓


そんなにみんな好きかこのイラスト。

まぁそういうレトロイラスト・写真にわざわざマスクをつけさせた動画ですが、内容は

「1ヶ月の断食の末、遂にレバランだ!
 コロナのせいで帰省も出来ないし挨拶まわりも出来ないけど、
 距離を取りつつも心は近くあろう。
 コロナを終息させられますように。」

みたいな意味ですね。
元となるレバランソングがあって、それをコロナバージョンに替え歌したものです。


で、こちらがその元となったレバランソングを歌ってる動画↓
歌ってるのはカトリックのシスターです。



さすが普段から聖歌を歌ってるだけあって綺麗なハーモニーですね。
もちろんカトリック的にはレバランは何でもない日なのですが、隣人であるムスリムの祝祭を一緒に祝うというやつです。

イスラム教とキリスト教はどうしても宗教戦争のイメージが拭えないですし、実際にあちこちでバチバチやってます。
テロからいじめまで、あらゆる規模で。

ただ、出来ることなら仲良くしたいという人も大勢いて、レバラン時はそういう交流が起こる機会でもあります。
逆に、イースターの時にムスリムが祝う動画も流れてきたことありますよ。


今年は異例となるレバランでしたが、おかげで面白い作品もたくさん生まれ、ネット上ではより密なやり取りをすることになり、それはそれで意義があったなというのが私の体感です。