自分がどう見られてるか
通常 目は自分の外を映していて
己の見苦しさにとらわれず
毅然と生きてるように見えるなら
それは
信念や強さの現れというより
私の場合 己の見苦しさが
見えていない
気づいていないだけだと思う
少しずつ見えてきた
パズルのような情報を眺めて
私が無口になったのは
ただただこの場が理解できず戸惑っていたから
嫌われてるかのようなサインに
怯えなかったのは
ただ目を落とし
少しあきらめていたから
目には見えないもの
けれど 外側にも滲み出ているもの
私はいったい何を見ていたのだろう
強いというより
耐える手段しかとれない私は
それでも昔から変わらず
強くありたいと思っているのかもしれない
友と離れてみたのは
この場を去りがたかったからではなく
どうやら こころ傷ついているからで
傷ついたのも誰のせいでもなく
私は不細工と嘆いてる自分を
もて余しつつ歩けば
それでも身体の感覚や風の感触
光の色合いに心洗われている
高い空
金色の風
気づけば秋が近づいている
なくした美しさにとらわれ
ここにある美しさに囲まれ
それでも優しい空を見上げて
ひとつひとつ私の中で見えてくる まこと は
私にとって大事なものだと
子供の頃のように 光にかざしてみている