美の女神アフロディテが提示して

パリスが選択した世界一の美女は

スパルタの王妃ヘレネでした

ヘレネの両親は大神ゼウスと

スパルタの王妃レダの娘で

兄弟には双子座で有名なポリュデウケスがいます

双子座のもう一人カストルは異父兄弟で

カストルの父はスパルタ王テュンダレオスです

星座でレダというと白鳥座の星ですが

これはレダとどうしても不倫したかったゼウスが

白鳥に化けてレダと密会した為です

 

またヘレネの両親は大神ゼウスと

罰の女神ネメシスだという説もあり

この場合はガチョウに化けたネメシスを

白鳥に化けたゼウスが襲い

生まれた卵が羊飼い経由でレダに渡された

となっています

 

まぁそれは本筋とは関係無いので・・・

ヘレネはギリシャ一の美貌の持ち主で

12歳にしてその美しさに千艘の船が惹かれる

と例えられていました

当然 ヘレネは多数の男から求婚されていて

スパルタ王メネラオス

イタケ王オデュッセウス

クレタ王イドメネウス

ピュロス王子アンティロコス

パトロクロス

ピロクテテス

アガペノル

大アイアス

小アイアス

アルクマイオンなどなど総計45名ほどで

全員が国王か王子か英雄でした

 

なかなか結婚相手が決まらない中で

オデュッセウスの提案で求婚者条約が作られ

「ヘレネとその夫になった者が窮地の時には

求婚者が駆け付けて支援する」という事が決定しました

この条約もギリシャ連合軍がトロイアに侵攻する

原因の1つになりました

 

ヘレネは最終的にスパルタ王メネラオスを選び

スパルタ王妃となり

取り敢えず幸せな結婚生活がスタートしました。