第三部 演劇部部室です

三部合わせると

それぞれ裏で何が起きていたのか?

がよく解ります

ただ今回は殆ど中島さんの

一人舞台と言ってもいいような構成で

中島さんの演技力無しには

成り立たない舞台でした

それと同時にこのあとこぶしファクトリーになる

野村さんとだいぶ後にBEYOOOOONDSになる

一岡さんの演技も光るものがあったと思います

一岡さんのデビューが発表されるのが

この舞台の約4年後で

メジャーデビューするのが更にその2年後ですから

一岡さんがいかに最初は注目されたけど

それから長年苦労したかが伺えますね

 

中島早貴主演舞台と言っても過言ではありません

 

以下ネタバレありです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

演劇部部室

部室で1人シャボン玉を吹くかのこ

かのこの一人芝居が続く

ここまで長く一人芝居をするという事は

当時から認められていたんでしょうか?

彼女は現在は舞台やミュージカル

ラジオパーソナリティをしていますしね

 

演劇部後輩の和枝と裕子がやって来る

後輩2人はかのこの卒業を祝賀する

が後輩の発言からかのこの卒業式ボイコットが

全く話題になっていない事が判明する

 

後輩2人が来ても殆どかのこの芝居がメインだ

後輩2人のうち裕子が場の空気を読み

かのこに率先して合わせていくタイプで

和枝は裕子に促されて慌てて合わせるタイプだった

今はBEYOOOOOMDSの一員で

CHICA#TETSUリーダーの一岡さんは

ハロプロに入る前はエイベックス系列のスクール生で

雑誌のジュニアモデルの経験もあるそうです

この舞台公開の前年11月後半に研修生になり

その4ヶ月後にこの舞台に出演しています

和枝役の野村さんは一岡さんより

約5ヶ月早く研修生になっています

が一岡さんと違い素人からの研修生のようで

その辺りの違いが出た為に

裕子に抜擢されたのかもしれませんね

 

かのこは仰々しい1人芝居をしながら

みちるだけは自分を探しに来ると思っていた

後輩2人はそれを訝しんでいた

がみちるは来た

それに誰よりも驚いたのはかのこだった

 

更にかのこはみちるにボーリング楽しみだね

と言うがうちのクラスはカラオケだよと返され

クラス会のお知らせも貰っていなかった事が判明する

更にみちるもかのこの卒業式ボイコットに

全く気付いていなかった

みちるがかのこに会いに来たのは

たかし君に告白された事を

黙っていてほしかったからだった

みちるとかのことたかし君は

同じ塾に通っているそうで

それでかのこはたかし君の

みちるへの告白を知ったようだった

 

が運悪くみちるとかのこの会話を

演劇部部室に来た芽衣が聞いてしまった

みちるはかのこにダメ押しして

芽衣と共に部室を出て行った

 

クラス会のカラオケの場所が解らない

かのこはみちるにメールするも

アドレスが変わっていてメール出来ない

それにより咲子の元に直接乗り込もうと部室を出た

 

部室に残った和枝と裕子

裕子はかのこがいなくなった途端に

かのこの悪口を言い始める

どうやらかのこは受かると言っていた

芸大にも落ちたようだ

裕子はかのこにセンスがあると

思っていたようでそれを知ってガッカリしたようだ

和枝と裕子の2人芝居だけど

動きが小さい分 集中出来るのか

とても上手く演じていると思いました

 

そこへ梨花がかのこを訪ねて部室に入って来て

後輩2人はヤンキーギャルの梨花にビビって恐縮する

梨花はかのこの帰りを待って部室に留まった

後輩2人の梨花に対する態度は

かのこに対するものと同じで

これは後輩2人の自己防衛たいなものなのかも?

 

かのこが帰って来るも梨花に気付いて逃げようとする

がすぐ梨花に連れ戻された

かのこは梨花に隠している秘密を言えと言われ

みちるの件をバラしてしまう

が梨花が聞きたかったのはあかりの事だった

梨花はかのこを部室から連れ出して行った

かのこは強気だけど内弁慶で

対外的にはかなりの小心者のようですね

 

残された後輩2人はかのこの態度に幻滅していた

どうせならもっと格好良い先輩に付いて行きたかったと

裕子は尊敬出来る先輩の1人として

和枝の憧れの生徒会長の光を上げた

この時点ではまだ生徒会室には行っていないようです

 

そこにかのこが戻って来る

後輩2人には何とも無かったと言う

がすでに後輩2人には本性がバレている

更にみちるが怒鳴り込んでくる

梨花にみちるの秘密をバラした件だ

更に芽衣がみちるを迎えに来た

みちるはかのこに「許さないから」

と言って部室を出ようとする

かのこはみちるに友達に隠し事をするのはよくないと言う

それに対し芽衣は口止めされた事は

黙っておくべきだと反論する

芽衣はこれを光に言いたかったのでは?

みちると芽衣は部室を出て行く

 

残されたかのこと後輩2人

後輩2人はかのこの考えを肯定する

が和枝が光の写真を落としてしまい

かのこに拾われてしまう

かのこは和枝に光がまだ生徒会室にいた事を伝える

裕子は行く意味が無いと言うが

かのこは和枝に告白を勧める

もう光と会える機会も今日で終わりだろうから

後悔をしないようにと・・・

裕子は呆れるものの和枝は乗り気になって

部室を飛び出し、裕子が後を追った

これのせいで和枝は酷い目に合います

が和枝にとってこの件は彼女を成長させる

重要な行動だと思います

その意味ではかのこはグッジョブだったと思います

 

部室に1人残ったかのこは自己陶酔していた

またかのこの一人芝居が始まる

この回は基本的に殆どがかのこの一人舞台が

軸になって構成されている

彼女の一人舞台無くしてはこの回は成り立たない

中島さんがそれだけ認められているって事なんでしょうね

 

咲子が卒業アルバムをかのこに届けに

演劇部の部室までやって来た

その卒業アルバムを開くかのこ

そこで咲子は和枝と裕子が演劇部だと知る

かのこは和枝に「言葉に出さない片想いはよくない」

と言った事を咲子に伝えた

その言葉は咲子にも刺さった

かのこは咲子が光を好きだと見抜く

が咲子はそれを強く否定して部室を飛び出した

かのこはダメダメ扱いされているけど直感は鋭いようですね

 

そこに和枝と裕子が戻って来る

例の件の後だ

2人共に物凄く落ち込んでいる

そんな2人に光や咲子の悪口を言う

が裕子がそれに切れてかのこを罵倒し

退部すると言い出す

理由を訊くかのこに2人はかのこの事が嫌いだと言う

裕子は全面的にかのこを否定して

和枝と共に部室を出て行った

 

部室に1人残されたかのこは号泣する

でも登場人物の中でかのこが一番

自分に正直だったのでは?

他人には自分を偽っていたけど

やっている事は一貫していたような?

 

かのこにあかりからメールが来る

登場人物で唯一、

あかりが連絡を取ったのがかのこだった

あかりはかのこの事を理解していて

唯一、気持ちがあかりの心に届いたのがかのこだった

 

あかりとのメールの後

かのこはシャボン玉を持って部室を出た

桜の木の下でシャボン玉を吹くかのこ

一部と二部で流れていたシャボン玉は

かのこが吹いたものだったんですね

そこにどこからか校歌が流れて来て

すぐにあかりに電話して一緒に卒業式をしようと

電話越しに一緒に校歌を唄う

校歌を引くピアノの謎は残ったままでしたね

 

 

 

「登場人物」

★千野咲子:矢島舞美

学級委員長で生徒会書記

地元の大学に進学する
★朝倉かのこ:中島早貴
演劇部部長
行動力はあるけど気弱
★佐伯みちる:鈴木愛理
仲良しグループで以前はあかりもいた

人間関係面倒臭い

地元の大学に進学する
★小山田芽以:岡井千聖
仲良しグループで以前はあかりもいた

スマホ依存症

地元の大学に進学する
★金子梨花:萩原舞

仲良しグループで以前はあかりもいた

根っからのヤンキー気質

地元の大学に進学する

★美々:藤井千帆

仲良しグループで以前はあかりもいた

他校のたかし君が好き

★安彦映美:菊池友里恵
仲良しグループで以前はあかりもいた

でも結局は日和見の八方美人

★藤宮光:福永マリカ
生徒会長
女子生徒から人気が高い

春からは東京の大学に進学する
★出口和枝:野村みな美
光にボタンを貰おうと生徒会室に来るが

すでに無く立ち去る
★春名裕子:一岡伶奈

和枝の付き添いで一緒に生徒会室に来た