俺は今 学校の裏にある神社にいる
転校してきて約一ヶ月
目の前にいる２人の級友の
どちらとも友人ではないからと
このケンカの見届け人を任されてしまったからだ
ケンカの原因は些細なもので
遊び場である広場の場所取り合戦の決着を
双方のリーダーである２人が
ケンカして決着を付ける事になったからだ
「俺は凄い技を持ってるんだからな！」
一方のリーダー中野君は
普段から何かといろんな流行モノを
見せびらかして自慢しているような男だが
見てみると大抵 それは偽物だった
だから彼の第一声を聞いた俺は思わず
「本当か？」と疑ってしまう
もう一方のリーダー日野君は
少しオドオドしながらも
「僕は自分で見たものしか信じない！
それに僕にはニャントロ星人が付いてるから
怖くないよ！」
その発言を聞いたケンカのギャラリーがざわついた
が俺はそのニャントロ星人が何かを知らない
近くにいる級友を捕まえて聞いてみる
「君はまだ転校して間もないから知らないんだけど・・・」
とその級友はオドオドしながら話してくれた
約1年前 当時 日野君はクラスで浮いていて
一部の生徒から虐めを受けていたらしい
日野君が浮いていた理由は
彼の家がお金持ちで両親が何かの研究者らしく
大人達が「あそこの家は変わっている」
と話していた事が原因らしい
で彼をよく虐めていた級友の父親が
夜遅くに帰宅した時に暗がりの人のいない路地裏で
大男に会い、その人に追いかけられたらしい
その時 その大男が
「ニャントロ星人には逆らうな～」
と機械音のような言葉で叫んでいたそうだ
その妙な大男は何度か目撃されていて
だが誰もその正体を掴めず
そのうち警察のパトロールも始まり
それでも大男が見つからなく
それから暫く経った時
ニャントロ星人は日野君の親が造ったロボットでは？
という噂が広まった
それは日野君の両親が研究者である事
日野君が前に小さなロボットを
学校に持ってきた事があったという事
ニャントロ星人に追いかけられた人が
声と一緒にモーター音や金属音を聞いていた事
などが根拠となっていた
その噂を信じたのか解からないが
その後 警察が日野君の家を訪問したらしい
が何もなかったそうだ
でも その後も日野君に対し
彼の嫌がる事をした生徒の親や兄弟は
ニャントロ星人に追いかけられたり
ニャントロ星人から脅迫されたりする事が続いたらしい
それが切っ掛けで日野君を虐める人はいなくなり
彼の周囲には人が集まるようになった
が反発するものもいて
それを纏めたのが中野君だった
しかし 中野君は元々 ガキ大将で
彼の虐めの対象になってた生徒も多かった
で結局 クラスが二分されてしまった
それでも日野君は中野君のグループに干渉する気はなく
自分のグループで公園でボール遊びをしていた
同じ公園で遊ぶ中野君達には日野君のグループが
同じ公園にいる事自体 面白くなく
さらに彼らは鬼ごっこをして
公園の全てを使って遊んでいたので
公園の隅でボール遊びをしている
日野君達の場所にもやって来て
日野君達のボールを勝手に蹴ってしまったり
日野君達の誰かに当たって倒したりしていた
日野君も最初は我慢したが
全く収まらない彼らの行為に
中野君に口頭での注意したが
中野君は一向に改善しようとはしなかった
で案の定 中野君の妹が
ニャントロ星人に追いかけられたらしく
それを知った中野君が激怒して
今回のケンカになったそうだ
う～ん 全く知らなかった
で そのニャントロ星人って何者？？？
転校してきて約一ヶ月
目の前にいる２人の級友の
どちらとも友人ではないからと
このケンカの見届け人を任されてしまったからだ
ケンカの原因は些細なもので
遊び場である広場の場所取り合戦の決着を
双方のリーダーである２人が
ケンカして決着を付ける事になったからだ
「俺は凄い技を持ってるんだからな！」
一方のリーダー中野君は
普段から何かといろんな流行モノを
見せびらかして自慢しているような男だが
見てみると大抵 それは偽物だった
だから彼の第一声を聞いた俺は思わず
「本当か？」と疑ってしまう
もう一方のリーダー日野君は
少しオドオドしながらも
「僕は自分で見たものしか信じない！
それに僕にはニャントロ星人が付いてるから
怖くないよ！」
その発言を聞いたケンカのギャラリーがざわついた
が俺はそのニャントロ星人が何かを知らない
近くにいる級友を捕まえて聞いてみる
「君はまだ転校して間もないから知らないんだけど・・・」
とその級友はオドオドしながら話してくれた
約1年前 当時 日野君はクラスで浮いていて
一部の生徒から虐めを受けていたらしい
日野君が浮いていた理由は
彼の家がお金持ちで両親が何かの研究者らしく
大人達が「あそこの家は変わっている」
と話していた事が原因らしい
で彼をよく虐めていた級友の父親が
夜遅くに帰宅した時に暗がりの人のいない路地裏で
大男に会い、その人に追いかけられたらしい
その時 その大男が
「ニャントロ星人には逆らうな～」
と機械音のような言葉で叫んでいたそうだ
その妙な大男は何度か目撃されていて
だが誰もその正体を掴めず
そのうち警察のパトロールも始まり
それでも大男が見つからなく
それから暫く経った時
ニャントロ星人は日野君の親が造ったロボットでは？
という噂が広まった
それは日野君の両親が研究者である事
日野君が前に小さなロボットを
学校に持ってきた事があったという事
ニャントロ星人に追いかけられた人が
声と一緒にモーター音や金属音を聞いていた事
などが根拠となっていた
その噂を信じたのか解からないが
その後 警察が日野君の家を訪問したらしい
が何もなかったそうだ
でも その後も日野君に対し
彼の嫌がる事をした生徒の親や兄弟は
ニャントロ星人に追いかけられたり
ニャントロ星人から脅迫されたりする事が続いたらしい
それが切っ掛けで日野君を虐める人はいなくなり
彼の周囲には人が集まるようになった
が反発するものもいて
それを纏めたのが中野君だった
しかし 中野君は元々 ガキ大将で
彼の虐めの対象になってた生徒も多かった
で結局 クラスが二分されてしまった
それでも日野君は中野君のグループに干渉する気はなく
自分のグループで公園でボール遊びをしていた
同じ公園で遊ぶ中野君達には日野君のグループが
同じ公園にいる事自体 面白くなく
さらに彼らは鬼ごっこをして
公園の全てを使って遊んでいたので
公園の隅でボール遊びをしている
日野君達の場所にもやって来て
日野君達のボールを勝手に蹴ってしまったり
日野君達の誰かに当たって倒したりしていた
日野君も最初は我慢したが
全く収まらない彼らの行為に
中野君に口頭での注意したが
中野君は一向に改善しようとはしなかった
で案の定 中野君の妹が
ニャントロ星人に追いかけられたらしく
それを知った中野君が激怒して
今回のケンカになったそうだ
う～ん 全く知らなかった
で そのニャントロ星人って何者？？？