フェスタ「四国おへんろカフェ2018」 (愛媛県久万高原町にて) | 気ままに遍路旅

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一人旅の気ままな旅行記

3月21日(水、春分の日)

「四国へんろ道文化」世界遺産化の会の2018年次フォーラム

「四国おへんろカフェ2018」が

愛媛県久万高原町の産業文化会館で開催されました。

1月下旬にネットで見かけて早速メールで参加申し込みをしました。

受付でチラッと見た参加者名簿では私が1番目でした。

開会の主催者挨拶は会の代表世話人で

八十八霊場58番札所仙遊寺の御住職の小山田憲正さん。

3部構成の第1部は「四国遍路と伊予の霊場」と題する基調講演で

講師は愛媛大学教授で

四国遍路・世界の巡礼研究センターの副センター長の

胡光(えべすひかる)先生。

中国人のような名前ですが愛媛県西条市の御出身だそうです。

胡先生の講演は先日3月10日に西予市で

愛媛県歴史文化会館での企画展関連講座でお聴きしたばかり。

まるで先生の追っかけのよう。

第2部はピアニスト上尾直子(うえおなおこ)さんの

「お遍路バッハ」コンサート。

歩き遍路をしながら札所の近くでピアノ演奏を行うという活動をしておられ

年に数回「お遍路バッハお砂踏みコンサート」を開催し

遍路体験のお話とピアノ演奏を行っています。

ちなみに私は全回参加の皆勤賞です(笑)

ピアノ演奏中は(当然ですが)写真撮影NGなので

演奏終了後にピアノから手が離れる直前を狙っての一枚です。

もちろんフラッシュ使用は自粛なので手ぶれしないよう一苦労。

第3部はパネルディスカッション。

4名のパネラーがそれぞれの体験等を発表しました。

パネラーの発表に対して

胡先生と上尾さんがコメンテーターとして御意見等を述べられました。

パネラーの一人が58番札所仙遊寺の副住職の小山田弘憲さん。

この日お聴きしたお話の中で印象に残った一つが

副住職のお話だったので紹介します。

別のパネラーがお遍路さんの目的を聞き取ったところ

「宗教や信仰心からではなく、自己を見直す自分探し」という人が

かなりの割合でいる、との発表を受けて

自己を見直す、自分探し、ということは宗教心のスタートである。

インドの王子だったブッダしかり

豪族の息子で世俗の栄達を求めて勉学していた空海しかり。

とのこと。

……なるほど!