社会心理学のレポート、とりあえず、完成です。
まだ締切には早いので、ちょっと寝かせておいて、後でまた読み返す予定。
- 動機づけ研究の最前線/北大路書房
- ¥3,240
- Amazon.co.jp
さて、『動機づけ研究の最前線』第3章は、日本人の動機づけって?です。
通信のテキスト第1章にもありますが、社会心理学の研究の中心はアメリカ。動機づけ研究も、当然アメリカ人に対する実験や調査がもとになっているわけです。その結果、動機づけでは自律性(自分でやるって決めたからやる気が出る)が重視されているのですが、じゃあ日本ではどうでせう、という話。
まあ、予想通りの結果ですが、
・人との調和を重視したうえで何かをやり遂げようとする
・課題解決そのものへの興味、というより、他者からの評価に関心が高い
・個人の価値より、社会的価値のあるものを達成しようとする
などの特徴があるそうな。
こう並べてみると、なんだか我々って・・・、とちょっと自信を失いかけますが、いやいや、ちょっとお待ちを。
上の記述は、個人主義―集団主義、という枠組みが基本的な思考の基礎になっているのですが、個人対集団・社会の二項対立の図式自体がすでに西洋文化の産物なのです。・・・と偉そうに言ってみましたが、そういうことをMillerさん(2003)という人が言っています。
西洋文化では、自己は相互に独立して存在しています。その枠組みで言えば、上のような言い方になるのだけど、アジアの文化では、自己は相互協調的に存在するのです。つまり、他者との互恵的・相互依存的関係において自己が認識される。
(ここで、西洋、アジアと、ざっくりすぎる書き方をしていて、正確性を欠きますが、ここを詳しく論じる力はないので、とりあえずこのまま書きます)
こうやって慶應通信のブログを書いたり読んだりするにせよ、相互独立的自己観が強い人なら、あくまでも自分が自律的に慶應通信の勉強を達成するのだ、コメントをもらったりしても、それは自分の努力に対する応援なのだ、と捉える。
一方、相互協調的自己観の強い人なら、他のブロガーさんやコメントをいただく人たちと通信仲間として漠然とした連帯感をもって、一緒に頑張ろう、頑張ってるんだ、という気持ちになるのではないでしょうか。
なんちゃって、あってるかどうかは分かりません。
ところで、一つ面白いなと思った調査があるのですが、
日本では5~6歳の時の母親の期待が、5~6歳の時の知的課題成績の影響を統制しても、11~12歳児の知的達成に影響を与えているが、アメリカではこのような結果は得られなかった(東ら,1981)
んだそうです。
へー。
期待するだけならタダなので、私もムスメに期待しておくとしましょう。
でも、これ1981年の調査なんですよね。昭和56年です。
昭和っ子と平成っ子が同じかどうか、一抹の不安はありますが。。。
