- はじめての宗教学―『風の谷のナウシカ』を読み解く/春秋社
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日曜日に図書館に行ったときに、ふと目にして借りてきたこちらの本。
宮崎駿監督の作品と、宗教って、何か関連しているように感じながらも、はっきり調べたことはなかったので、読んでみて良かったです。
内容は、ナウシカを切り口に、いろいろな宗教(仏教、道教、セム系一神教、密教etc.)に関する知識をはじめ、民俗学の知識や、図像学をひろく紹介するようなかたち。
もっとナウシカや宮崎駿の他の作品もテーマにしてほしかったですが、でも知らない知識もたくさんあって面白かった。
ちなみに筆者の方のご専門は、チベット密教で、特に修行における心身両面の変化や、視覚表題がテーマとのこと。
この密教のことも、今まで知らなかったことをたくさん知ることができました。
でも一番面白かったのは、付録としてついている「宗教的な智恵とエコロジー」。
これは日本カトリック神学会の基調講演を、書き直したものだそうで、もとは専門家向けの文章なので、読み応えがあります。
私は、公園や道路などで、平気でゴミを捨てたり、動植物を損なう人がすごく気になって気になって仕方がないんですけど(もっと言えば、ムカツク)、どうしてなのかなあ、っということも時々考えていました。
精神構造がオトナじゃない、というか、幼稚だから、(自分をとりまく広い意味での)周囲に対して甘えがあるんだな、というのはなんとなく考えていたのですが、そのへんを専門家の言葉で上手に説明してくれていて、すっきり腑に落ちます。
セム系一神教、儒教、人権概念が発達している地域か否か、という視点から、自然に対してどう捉えるのかを比較している部分も、かなり面白かったです。
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難儀している放送英語(W)は、ようやく#14を聴講。追いかけても追いかけても、毎週進んでいくので(当たり前)、集団から外れて、一生懸命1人で走っている感じです![]()
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