娘が綺麗な桜の写真を撮って

くれた。


暑いくらいで桜の花が一気に

開いた今日、亡き父の

3回忌法要をしてきた。


3回忌、つまり、亡くなって2年が

経った。


姉は、もう2年経ったんだね、と

言っていた。

悲し過ぎたあの時期が、つい

この間のようなのに、と。


私は、まだ2年しか経っていない

んだな、と思った。

もう一生分悲しんだのに、まだ

2年しか経っていないのか、と

感じている。


同じ親を亡くしていても、感じ方

って、本当に人それぞれなんだな、

と思う。


母を亡くした時もそうだった。


母が亡くなって、少し経った時、

姉は「自分たちより若くして親を

亡くしている人たちもいる。

その人たちの悲しみに比べたら、

と思うと、少し奮い立たされる」

と言っていた。


私は、それを聞いても、

誰が悲しんでいようが、幸せで

いようが関係ない。

私 “が” 悲しいのであって、

他人の状況で自分の気持ちは

変えられない、と思ったことを

覚えている。


同じ親を亡くして、一番近くで

悲しみを共有しているだろう姉

とでも、悲しみ方が違う。


当たり前のことのようで、意外と

気付いていなかったこと。


人それぞれで面白いとすら思った。


みんな違って、みんないい。


ホントその通りだと思う。


私はまだまだ悲しみ続けてしまうと

思うけれど、それでいい。


自分の感情としっかり向き合って

生きていこうと思う。