政治家ってお金持ち。

私はそう思っていました。

夫と結婚するまでは。

 

結婚して分かったのは、

政治家ってお金持ち、

ではなくて、

お金持ちに見える政治家は、

元々お金もちの方が政治家になっている

のだろうな、ということ。

 

結婚した時、夫は県議会議員でした。

各都道府県でお給料の額は違うけれど、

この地域では、かなりの高所得であった

とは思います。

 

でも、その生活はビックリするほど

厳しかったです。

コンビニなんて、高過ぎて、

とても行けませんでした。

テレビで「コンビニの人気スイーツ」

なんて特集を見ると、

「何で皆コンビニなんて行く余裕が

あるのだろう」と、羨ましく思って

いたくらいです。

 

ちゃんとしたお給料を貰っているのに、

なぜ、そんな生活になるのか。

 

理由としては、まず、夫の政治活動の

経費が凄くかかる。

「政務活動費」というのが月額で支給

されてはいたけれど、県政報告会といった

集会や県政報告のお便り作成など、政治活動を

真面目にすればするほど、経費がかさみ、

ほとんど自腹で行わなければならなかった。

 

夫は、給料の他に収入があるわけでもなく、

また、支援してくださる企業さん等がいたわけ

でもなかったので、生活も政治活動も夫の給料で

全て賄っていた。

 

でも、これだけであれば、少し余裕があるくらいの

生活はできていたと思う。

窮々とした生活になっていた一番の理由は、

やはり選挙でした。

 

選挙にいくらお金がかかるか分からない。

これが本当に怖くて、いくら貯めればいいのか

分からない、先の見えない生活というのが

特に精神的に本当にキツかったです。

 

どうにか乗り越えはしたんですけど、、、

でも、政治家って自転車操業だなぁ、

と思いました。

県議会議員は任期が4年間と決まっていたので、

4年間、とにかくできる限り貯めて貯めて、

選挙で使い果たす。

そして、また4年間貯めて、、、、

の繰り返しだな、と。

 

さて、その後、国会議員になりました。

生活は、、、

私が期待したほど、変わりませんでしたアセアセ

コンビニには、たまには気軽に行けるようには

なりました。

 

でも、自転車操業は変わってないです。

お給料は増えたけれど、選挙にかかるお金も

桁違いに変わりました。

そして、今は、任期が4年とは決まっていません。

4年間丸々あったら、しっかり貯金していけば

どうにか乗り越えていけるかもしれない。

でも、今後は、1年務めただけで解散、選挙…

ってこともあり得るわけです。

 

そして、全財産投げうって選挙に出たとしても、

当選できるとは限りません。

次の日から無職、無給になることも

十分あり得ます。

 

え、なんか自分で書いてても怖くなってきました。

政治家稼業って博打過ぎませんか…タラー

小さい子ども2人いるのに、大丈夫かな、これ・・。

 

要は、選挙に本当にお金がかかってしまうのが

問題なんですよね。

お金がある人しか選挙に出られないという側面も

起こってしまう。

どうにかしていかなきゃいけないことだと

思います。

 

昨今、問題となっている裏金問題の記事の中で、

「選挙する度に貧乏になっていった」

という、コメントが印象に残っています。

 

だからって、裏金は絶対ダメですけども、

ここから、どんどん困窮していくの・・・?ドクロ

と思うと、夫がただの夢追い人みたいに思えてきました笑い泣き

 

夫の志も知っているので、最大限応援したいとは

思っていますが・・・、

 

どこまで支えていけるかは、ホント未知数です。。。

 

 

あくまで、我が家に限った話ですが、、、

政治家のお金事情でした。