昨日はハッピーフライデーだし、私は再び自分の時間を有意義に使おうと思い、八王子の東京富士美術館まで足を伸ばして行ってきました
ちょうど今、「印象派モネからアメリカへ〜ウスター美術館所蔵展」を開催中です🖼️
個人的には、印象派の大大大ファンではないのですけれども、東京富士美術館そのものに興味があって、神奈川から遥々と小旅行感覚で出かけて行きました。JR八王子駅からはバスに乗り継いで、20分ぐらいすると到着します。建築物としても立派な佇まいの美術館です
ちなみに、入場料は常設展込みで1,500円ですが、オンラインでチケットを購入すれば1,200円で入れますよ。都心じゃないからして、お財布に優しいのも嬉しい
印象派と言えば、誰もが知るクロード・モネの「睡蓮」かもね
先日行った上野の国立西洋美術館にもモネの睡蓮が飾ってありましたが、こちらの睡蓮はアメリカのウスター美術館からお借りしたものです。1910年、ウスター美術館は美術館として世界で初めて、モネの睡蓮の連作のうちからこの一点を購入したそうです。今、目の前で見れるということは、なんと幸運なことでしょう
他にも印象深い絵が幾つもありました
特にこれ
チャイルド・ハッサム作の「花摘み、フランス式庭園にて」
何と言うか、お花の甘〜い香りが漂ってくるような感じがしませんか
美術館に行くと必ず買ってくる図録にも、この絵が表紙として使われていました。ピンクは、絶対女子好みと思う〜
館内は、ほぼ写真撮影オッケー
ギュスターヴ・クールベ作の「女と猫」
動物モノは、やっぱりカワユイのでした
コンスタン・トロワイヨン作の「リンゴ採り、ノルマンディー」
子供達が木に登ってリンゴ採りしてます。この頃は、リンゴの収穫は秋のビッグイベントだったのでしょうね。この後ご紹介する絵画にも、リンゴのモチーフは頻繁に描かれています。現代のように、ジャンクフードとか一切ない時代でしたからね
お次は、ナルシス・ヴィルジル・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ作の「山を下るボヘミアン」です。ちなみにボヘミアンとは、コトバンクによると、
①ジプシー(ロマ)の別称。
② ( 形動 ) 世間一般の規範や型の外で自由に生きる人。 また、型にはまらず自由なさま。 特に一九世紀後半のフランスの一部の芸術家・知識人社会に多く見られた。
だそうです、フムフム
こちらは、ジュリアン・デュプレ作「干し草作り」です。農民を描く作品としては写実主義のミレーが有名ですが、デュプレの作品は写実主義というよりも、なんとなく明るめの農民の理想的な姿が描かれていると言われています。確かに、この絵の草を刈る二人は、活力に満ちてる感じ
こちらは、ピエール=オーギュスト・ルノワール作の「アラブの女」
アルジェリアの女性を描いたことで有名なのはドラクロワですが、そのドラクロワに影響を受けた ルノワール本人も、1881年に実際にアルジェリア へ赴いて、このようなアラブ女性の絵を描いたそうです。知らなかっただ〜
それにしても今回のウスター美術館所蔵展、コレクションはかなり充実しています
常設展も含めると、全部見るのに少なくとも三時間は必要になるのではないでしょうか
私は歩き疲れて腰が痛くなってきましたよ
東京富士美術館は東京の端っこ八王子にあるんですが、平日にもかかわらずお客さんは結構入ってました。印象派絵画って、やっぱり人気があるんですね〜
次は、ジョゼフ・H・グリーンウッド作の「リンゴ園」
水色の空と緑色の草の大地、リンゴの白い花のコンビネーションに心が癒されます。草を食べてるのは、牛さんでしょうか
牧歌的な雰囲気で心が癒されます
疲れてる現代人には、一家に一枚的な絵なんじゃないでしょうか
そして、またしてもリンゴの絵
三枚目となるこちらの絵は、日本人作家の久米桂一郎が描いた「林檎拾い」です🍎
次は、ウィリアム・メリット・チェイス作の「ウィリアム・クラーク夫人」です。アメリカの女優、デミームーアさんに似ていると思ったの私だけ
やっぱり目が悪いかな
こちらは、チャイルド・ハッサム作の「朝食室、冬の朝、ニューヨーク」です。アジアンなガウン を着ている西洋人女性に興味が湧きました。レースのカーテンの向こう側には、さりげなくマンハッタンの摩天楼の景色が広がっているではありませんか
ニューヨーク続きのこちらの絵ですが、ルーサー・エマーソン・ヴァン・ゴーダー作の「公園にて」です。これは ニューヨークのマンハッタンにあるセントラルパークだそう。二世紀前のセントラルパークは、こんな感じだったんですね
ポール・シニャック作、「ゴルフ・ジュアン」は、一度見たら忘れられないインパクトのある筆使いのタッチです
これは、ジョルジュ・ブラック作の「オリーヴの木々」です。とってもカラフルな強い色彩で描かれています。後にジョルジュ・ブラックは、ピカソと共に、キュビスムの創始者となりました
フランク・ウェストン・ベンソン作の「ナタリー」は、キリリとしたこの女性の表情が印象的です。これまでの絵画に表現されてきた典型的な女性像を打ち破って、このナタリーは現代的なカジュアルな洋服で、近代の女性の独立心の解放を謳歌しているかのように見えます