ガラスのジゼル
ガラスのジゼル
/編集工房くう
ベアトリーチェ・アレマーニャ/文・絵
ある日、フィレンチェ近くの村でガラスの子ジゼルが生まれた。
ガラスのジゼルの美しい姿を一目見ようと世界中から人々がやってきた。
透き通ったジゼルの考えや心は開いた本のページみたいにみんな読むことができた。
しかし、頭の中には立派な考えばかりではない、人には見せたくない考えだってときにはあるのに。。。
子どものうちはよかったが、大人に近づくにつれ
次第にみんなジゼルを避けるようになり、ジゼルは旅立ちを決心するのだが。。。
誰にでも人には知られたくない考えや気持ちがあるはずとわかっていても
自分の中にある嫌な部分を素直に認められず正当化したりしてごまかしてる自分がときどきいます。
ごまかしても、心にもやもやしたものが残るだけで幸せな気持ちにはなれないのに。。。
素直に生きるってとても大切でなかなか難しいことだな~と考えさせられました。
ビロードのうさぎ
マージェリィ・W・ビアンコ/原作
酒井駒子/絵・抄訳 ブロンズ新社
子ども部屋にはたくさんのおもちゃたちが住んでいました。
ビロードのうさぎはクリスマスの日から、こどもべやのおもちゃの棚でくらしはじめます。
ねだんの高いおもちゃや機械じかけのおもちゃたちは、
じぶんこそ“ほんもの”だと自慢して、ビロードのうさぎのことばかにしましたが
いちばん古いウマのおもちゃだけはやさしくしてくれ、沢山のことを教えてくれました。
子ども部屋にどきどきおこる まほうのことを。。。
“ほんもの”になるということがどういうことか。。。
懐かしいおもちゃや捨てられないおもちゃが今でもたくさんあります。
昔、イギリスから贈られてきたテティベアーが今もベッドの脇にいます。
名前は”ヴイちゃん”イギリスから日本に来るのに空を飛んできた為
ヴイちゃんのカラーはとてもきれいなブルー。
ずっと側で見守ってくれている気がします。
どんなにボロボロになっても大切にしたい存在です。
そういう気持ちを改めて思い出させてくれる絵本です。
酒井駒子さんの絵もとてもすばらしいです。
魔女からの手紙
角野栄子/著作 ポプラ社
ヤヤは不思議な切手のついた、字もなんだか変なかたちの古い手紙の束を見つけました。
手紙はひいおばあちゃんのカスレさん宛てのようです。
ひいおばあちゃんには会ったことはありませんが、おばあちゃんから
カスレおばあちゃんには不思議なお友達がいっぱいいたと聞いたことがあります。
人の手紙をみてはいけないかなと思いつつ、読みはじめますが。。。
手紙はともだちの魔女達からのものでした。
一通一通の手紙とイラストを下記の絵本作家たちが綴っているちょっと変わった絵本です。
それぞれの魔女達からの手紙は個性的で全然違うので楽しみが何倍もあります☆
魔女のピチカさん(高林麻里さん)の優しい手紙がお気に入りです。
ピチカさんからの手紙はこんな内容でした。
《カスレちゃん 調子はいかが?もうじきね、心配ないわ。
魔女はね、伝統的にも、遺伝的にもお産向きにできているんだから。
あかちゃんて、毎日顔が変わるのよ。おもしろいくらい。
どんな顔になろうかなって、いろいろやってためしているんじゃないかしら・・・。
昨日なんてさ、あたしの猫をじっとみていたかとおもったら、
口をニャゴーみたいにあけて笑ったのよ。
だからあたし、毎日できるだけやさいい顔するようにしてるの。
これはちょっぴり先輩ママからの報告です。ピチカより》
今、私のまわりでは、沢山のベビーたちが誕生しています。
笑顔の素敵なママたちなので、きっとみんな笑顔の上手な子になるね!
【登場作家】
荒井良二、鴨沢祐仁、黒井健、国井節、西巻茅子、ディックブルーナ、和田誠
児島なおみ、長新太、杉浦範茂、いとうひろし、市川里美、スズキコージ
高林麻里、スーザンバーレイ、大島妙子、五味太郎、橋本淳子、宇野亜喜良、太田大八
