大晦 | 崖っぷち十番勝負

崖っぷち十番勝負

日々新又日新(ひびあらたにして、またひびにあらたなり)
我以外皆我師也(われいがいみなわがしなり)



大晦日ではなく、大晦。
『おおみそ』とは読まぬ。

大晦と書いて『おおつごもり』と読む。
おおみそか…を昔はこう呼んだと言う。


政治だとか云々だとかはこの際どっかにおっぽっといても、個人的な面で今年ほど歩むのがしんどかった年は無かった。
限定記事ではないし、いちいち披露する話でもないから割愛させていただくけども、まさに自分の身体を御せない事態に陥ったりして。
元来、頑丈な身体と嫌となると意地でも譲らないと言う江戸っ子の頑固さが功を奏した部分もあり、おかげさまで今はこうして記事をカチカチと認めている。



これもまた周りの皆さんの協力や、読者の皆さんのはげましがあってこそ。
心よりお礼申し上げます。


毎年楽しみに待ってくれている方が何人かいらして、こちらもその期待にお応えしたいのでまた今年も江戸の正月の定番…
ハゼの甘露煮をこしらえてお配りした。
夏から秋にかけ釣り上げたハゼ。
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それを焼き干しにし…
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番茶で戻し臭みを取ってから、南高梅と共に10時間以上かけてゆっくりと煮ていく。
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骨が柔らかくなり照りを出させたら完成。

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水に戻した竹皮で包み、竹皮を割いて誂えた紐で結んでお化粧。
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ちなみにスーパーでも最近は売られています。
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80gでこのお値段。
そうなんです。マハゼは高級魚。
ましては江戸前のマハゼで甘露煮の手間を加えたとしたら…


出来上がれば配達。
あの町この街縦横無尽…
カブ号は働き者!偉いっ!
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遠路はクール便で。
仕上がりはなかなか。
江戸時代から続く伝統の料理。
今年も喜んでもらえたらいいなぁ。


今からはお煮しめを作り、これもまた関東ではおなじみの縁起物、八つ頭を煮て…
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※地雷ではありません…




そして蕎麦を打ちたいと思います。


来年はどんな一年になるのか、新たな年が今から楽しみです。
本年も不肖・フィッシャーマンにお付き合いいただき誠にありがとうございました!
皆様へ心より感謝を申し上げ、ご多幸を祈りつつ本年最後のご挨拶とさせていただきます。


どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。




フィッシャーマン







最後までお読みいただきありがとうございました。